レペゼン地球、無観客ライブは“復活の狼煙”か“最後の花火”か 同時接続20万人沸かせたステージをレポート

 そしてツアーで祝う予定だったまるの24歳のバースデーのために、テキーラ12杯が用意され、それを一気するまる。時々「映像が乱れております」というテロップとともに花畑の画像に切り替わる。そして序盤にライブ配信ミスがあったため飯田氏が「責任をとる」とテキーラを一気。そして再び花畑の画像に切り替わる。“更生”する気はまったくないことが伝わる一幕だ。

 終盤戦は「8小節ゲーム (改)」や「ぽしゃけかーにばる」でブチアゲ、へとへとになり、社長の「無観客ライブ終わろう」という一声に、「お疲れさまでしたー」と気軽に賛同するメンバー。さすがに「今のでは締まらない」と語り始める社長。

 「いつライブが出来るかわからんけど、次こそ大きいところでやりたい、いろんなアーティストが会場を押さえようとしてるけど、でかいところ(会場)を勝ち取るから。その時はお金払って現地まで来ください」と結び、「Life Goes on」で締めくくった。


 ライブ配信視聴者は20万人以上、動画の再生回数もすでに200万を越えている。レペゼン地球は活動再開するものの、「ひとつも録り貯めがない」という。彼らにとって、この配信は復活の狼煙なのか、あるいは最後の花火なのか。それはまだ、誰にもわからない。

■藤谷千明
ライター。81年生。ヴィジュアル系バンドを中心に執筆。最近はYouTubeや恋愛リアリティ番組なども。共著に「すべての道はV系へ通ず。」(市川哲史氏との共著・シンコーミュージック)。Twitter

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