Appleが“コロナ以降の自撮り”に対応した特許取得 グループ自撮り写真を合成できるように

パンデミックを予見? Appleには先見の明あり

 密集が新型コロナウイルス(COVID-19)のクラスターを発生させる原因になると指摘されていることから、近頃は身近な人々と疎遠になりがちで、オンラインで飲み会を行うことも一般的になった。

 『The Verge』は「友人とソーシャルディスタンス(社会的距離)を維持したまま、グループ自撮りをソーシャルメディアに投稿する手段になる可能性がある」と歓迎している(参考:https://www.theverge.com/2020/6/7/21283143/apple-patent-software-social-distant-group-selfies)。

 今回、Appleが取得した特許は、2018年第3四半期に提出されたもので、発明者は、Jean-Francois Albouze氏だという。今回のパンデミックが発生する前に、まるで社会的距離を意識していたかの様なソフトウェアが発案されていたというのは、驚きだ。

 集合写真を撮影するために、実際に一つのカメラの前に集合する必要がもはやなくなる、というのは画期的だ。新型コロナウイルス以降の世界では、なおさら爆発的にヒットする可能性がある。Apple専用の機能になれば、iPhoneやiPadといったプロダクトの差別化や価値の向上にもつながることだろう。

■Nagata Tombo
ライターであると同時にIT、エンタメ、クリエーティヴ系業界にも出入りする。水面下に潜んでいたかと思うと、大空をふわふわと飛びまわり、千里眼で世の中を俯瞰する。

関連記事