次期iPad Proは5Gに対応? iPad AirはUSB-Cポート対応&黒いApple Pencilも登場か

次期iPad Proは5Gに対応?

 コロナ禍が世界中で深刻化した今年3月、Appleは新しいiPad Proをリリースして世間を驚かせた。そして、コロナ禍が一部で和らいできた現在、早くも次期iPad Proに関するリーク情報が拡散した。あの薄型モデルやアクセサリに関する新情報も明らかになった。

次期iPad Proは5G対応でミニLED採用

 テック系メディア『The Verge』は3日、次期iPad Proに関するリーク情報をまとめた記事を公開した。この記事では、Apple製品に関するリーカーのひとりであるツイッターアカウント「有没有搞措」のツイートが引用されている。このリーカーはiPhone SE 2020のカラーバリエーションをリークしたことで知明度が上がったのだが、引用されたツイートによると、次期iPad ProにはQualcommのSnapdragon X55 5Gモデムが実装されるので、sub6とミリ波の両方の5G帯域に対応する、というのだ(下のツイート参照)。

 また次期iPad ProにはiPhone 12シリーズに搭載されると噂されているA14Xチップが搭載されるようだ。さらに、ディスプレイにはミニLEDが採用される。ミニLEDとは、iPhone X以降に採用された有機ELを凌駕する性能をもつ次世代ディスプレイ素材だ。ミニLEDを使えば、有機ELと同等以上の色表現が可能なうえに、より薄くて軽い設計も実現できるようになる。

 次期iPad Proのリリース時期については、2021年第1四半期から2021年第2四半期のあいだ、とされている。この予想は、Apple製品に関する著名アナリストMing-Chi Kuo氏がミニLEDの製造開始時期として予想した「2020年第3四半期から2021年第1四半期のあいだ」と整合する。こうした整合も考慮すると、次期iPad Proは2021年前半に登場する可能性が高いだろう。

次期iPad Airは今年後半登場か

 テック系メディア『tom’s guide』は4日、次期iPad Airの新情報について報じた。Ming-Chi Kuo氏の予想によると、同製品は2020年後半にリリースされる、とのこと。もっとも、新型iPhoneの発表をメインイベントとする毎年9月開催の発表会とは別日程で発表されるようだ。3月に発表された新しいiPad Proのようにイベントを開催しないという可能性も少なからずあるだろう。

 次期iPad Airの価格は、499ドル(約54,000円)前後と見られている。この価格は、エントリーモデルに相当するiPadとハイエンドモデルであるiPad Proにあいだに位置するミドルレンジモデルというiPad Airシリーズの特徴から見て妥当なものだろう。

 次期iPad Airの予想仕様でもっとも注目されるのが、Lightningポートの廃止とUSB-Cポートの採用だ。USB-Cポートの採用により、拡張性に関してはiPadよりiPad Proに近くなる。また、新しいiPad Proと同時リリースされたMagic Keyboardにも対応する。

 次期iPad AirではFace IDが廃止され、代わってディスプレイ内蔵型Touch IDが採用されるかも知れない、という予想もある。Face IDに関しては、コロナ禍により外出時にマスクが欠かせなくなったことで、期せずしてその不便さが露呈した。ディスプレイ内蔵型Touch IDが実装されれば、ディスプレイの広い専有面積とTouch IDの利便性が両立できるだろう。

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