YouTubeで中国共産党に批判的な内容が削除 原因は「システムエラー」?
Googleと中国の歴史
YouTubeを傘下に置くGoogleの中国との関係は複雑で、以前には撤退を余儀なくされている。2018年には、中国共産党の基準を満たす検閲済み検索エンジンのプロトタイプを開発していることが明るみに出て、政治家やGoogle従業員からも(民主主義の)原則を売り飛ばしたとして、非難された。このProject Dragonflyと呼ばれる試みは、2019年6月にアメリカ上院司法委員会の公聴会で中止となったことが報告されている。
Googleが巨大な中国市場への参入をにらみ、何らかの忖度が行われていたのではないか、と厳しい視線が向けられている現在。真偽のほどは定かではないが、果たして。
■Nagata Tombo
ライターであると同時にIT、エンタメ、クリエーティヴ系業界にも出入りする。水面下に潜んでいたかと思うと、大空をふわふわと飛びまわり、千里眼で世の中を俯瞰する。