AIがプレイ動画から『パックマン』を完コピして再現 Twitchに新作も登場
あなたが知らないかもしれないパックマンのエピソード
イギリスの大手メディアであるガーディアンも22日、パックマン生誕40周年を祝した特集記事を公開した。その記事では、同ゲームにまつわる40のエピソードが紹介されている。以下、その一部を抜粋する。
・パックマンを開発した岩谷徹氏は、開発当時24歳であった。同氏はピザを切り分けていた時、パックマンのキャラクターを思いついた。
・「パックマン」というゲーム名は、日本語の「ぱくぱく食べる」の「ぱくぱく」から着想された。
・2010年にパックマンが30周年をむかえた時、WIRED.JPは岩谷氏にインタビューした記事を公開した。その記事によると、同ゲームは女性をターゲットとして開発された。当時のゲームセンターでは『スペースインベーダー』ライクなゲームに溢れていて、女性が訪れるようなところではなかった。
・パックマンの発売から1年以内に、10万台が販売され、毎週2億5,000万回プレイされていた。
・2012年、ニューヨーク近代美術館はパックマンをはじめとした14のゲームをコレクションに加えた。パックマンのほかには、『テトリス』『シムシティ 2000』等が所蔵された。
以上のようにパックマン生誕40周年を祝して様々な試みが行われたことは、同ゲームが文化遺産として認知されている証しだと言えるだろう。ゲームは消費されては消えていく単なる娯楽ではなく、後世に残すべきアートという側面もあるのだ。
トップ画像出典:NVIDIAブログ記事「誕生40周年を迎えるパックマンを、NVIDIAの研究者たちがAIで再現」より画像を引用
■吉本幸記
テクノロジー系記事を執筆するフリーライター。VR/AR、AI関連の記事の執筆経験があるほか、テック系企業の動向を考察する記事も執筆している。Twitter:@kohkiyoshi