マツコ・デラックス、ヒカキンの“仕事”と向き合う姿勢を賞賛 「全てを捧げてやってることがわかる」

 人気YouTuberのヒカキンが5月23日に放送されたバラエティ番組『マツコ会議』(日本テレビ系)にゲスト出演。マツコ・デラックスと外出自粛の中で感じた本音を語り合った。

 同番組の収録が行われたのはおよそ2ヶ月ぶり。スタジオも、通常の会議室のセットではなく、社会的距離を意識した、ソーシャルディスタンスを確保した席の配置となっていた。番組が始まるとマツコは「距離が遠いから久々だわ、こんなに声張っているの」「でも、頑張らないとね、昔はこれぐらい声張ってたんだから原点に戻らないと」と意気込みを見せていた。

 ヒカキンはYouTuberの第一人者として番組に登場、いつもの自宅と中継を繋いだ。ヒカキンは新型コロナウイルスにおけるYouTuberへの影響について「YouTuberにも様々なジャンルの人がいるので、大打撃の人もいれば、ほとんど平常運転の人もいるんです」と解説。自身については「ほとんどソロでずっとやっているので、そこまで影響を受けていない方だと思います」と伝えていた。特に苦境に立たされている例として挙げたのは、釣りやキャンプなどのアウトドア系のYouTuberだった。

 ヒカキンはマツコに対し「収録が減ってしまったり、生活が激変したと思うんですけど、どんな生活をしていたんですか?」と質問すると、マツコは「私は元来働き者じゃないのよ。多分、ヒカキンさんとちょっと近いと思うんだけど、やらざるを得ない環境を作ってやってる部分ってあると思うの。私はそういう意識が強くて、そういう人から仕事を取っちゃうと、もぬけの殻みたいになるのね。だから、今回愕然としたの。私から仕事を取ったら何も残らないなって」と本音で答える。

 続けて「働かない状況になったらなったで、ものすごい精神的に安定している。私ね、1日3000円誰かがくれたら、働きたくないのよ。ヒカキンさんが洗濯係として1日3000円の給料をくれるならそれをやりたいのよ」と胸の内を明かし、「それくらい働いてるのって幸せなことなんだなって感じつつ、今までの暮らしのまま死んでいってもいいのかな? っていう疑問も同時に思って」と外出自粛中に様々なことを考えさせられたという。これを受けヒカキンも「それは僕も一緒ですね。少しだけ同じことを僕も感じていました」「時間の使い方を改めて考えさせられる期間でした」と共感していた。

 その上で、ヒカキンは「周りのYouTuberもしっかり頑張っているので、逆にこういう時こそ頑張らないとなって気持ちですね」と仕事に対しての気持ちが再燃したという。一方で「ちょっとした甘えとか好奇心で積み上げてきたものが壊れるのが怖いので、人が集まる所に行きたくないんですよ」とトップYouTuberとしての苦悩も吐露。マツコもこれに共感したようで、“マスの世界”で生きることの責任について語っていた。

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