『水溜りボンドANN0』第4回おさらい ラジオで“絵”をテーマにする尖り方と、輝き出したフリートーク

“せつー☆”再び!? カンタ黒歴史また発覚

 たびたび過去にネット上に落としてきた黒歴史を公表される男カンタ。以前にも、高校時代の丸坊主の卒アル写真や、高校生漫才コンテストに出場するために、かなり強気に相方を募集している様子が掲示板に残っていたり、YouTubeチャンネル開設当初に再生回数を伸ばすために、自ら裏アカを作り、水溜りボンドを褒めていたH.N“せつー☆”の存在があったが、今度はラジオ内で黒歴史が発表された。

 7年前の大学時代にカンタが作ったというビーチバレーサークルの情報がネット上に残っており、その名も“ソトッキー・ソトッキー”。カンタらしい独特のネーミングセンスもさることながら、実情は1日も活動せず1ヶ月で潰れたサークルだった。しかし、情報を削除するには正式に届出を出さないといけず、そう、彼は7年経った今も、いや、永久にソトッキー・ソトッキーなのである。

今週リクエストされた楽曲をチェック!

 『水溜りボンドのオールナイトニッポン0』では、Twitterのハッシュタグ #水溜りボンドANN0 でリクエストされた楽曲を放送でかけるといった試みを実施中。なかなかの良い選曲なので、彼らの番組を隅々まで楽しみ尽くしたい人はチェックしておくといいだろう。

「公然の秘密」椎名林檎
「琥珀色の街、上海蟹の朝」くるり
「別の人の彼女になったよ」wacci
「2002」アン・マリー

最新回に向けて、水溜りボンドフリークのつぶやき

 初回から3回目までは、深夜ラジオリスナーに対してどういう取っかかりやキャラ付けで番組を広げたらよいか、手探り状態に思えた二人だったが、4回目にしてフリートークが輝く回となったように思う。

 その二人の構図は、いつものようにカンタが変なことをして、トミーがツッコむといったものではなく、ボケを全て拾ってくれるトミーにラジオリスナーが嬉々として豪速球を投げるという、一見するとトミーがめちゃくちゃにイジられるという、水溜りボンドファンが今までにないものに。それに対して、まだカンタのイジり方を探しているリスナーたちが、カンタをとにかく優しく扱うといった、ボケ殺しなイジりが4回目にして誕生した。

 だんだんとリスナーやハガキ職人との関係が築けてきて、ただ見守るように聴く態勢だったところが、こちらも余計な力を抜いて楽しめるような成長が見られた。開始1ヶ月でこれはいい調子なのではないか。いちファンとして、ハガキ職人さんに感謝の言葉を送りたい。

■こたにな々
神戸出身・東京在住のフリーライター。音楽やアート、YouTuberのライブレポートやインタビューを執筆。詩人としても活動中。

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