『遊戯王LotD』がアップデート&再リリース 変更点に対するファンの声は?

『遊戯王LotD』はアプデを経てどのような仕上がりに?

 今回の対応プラットフォーム拡大にともなって実施されたアップデートでは、2020年4月1日に改訂された最新マスタールールへの対応、新規カードプール・新規キャラクターの追加といったバージョンアップが施された。カードゲームプレイヤーにとっては、現行のルールでプレイできないこと、使いたいカードが使えないことは致命的な問題だ。この更新は評価できるものだと言える。

 一方で、リリース当時から問題視されていたほかの部分には変更が加えられなかった。UIの悪さ、デュエルスピードの遅さなどはその一例だ。また既存のプレイヤーのなかでは、プラットフォーム間のクロスプレイが実装されていないことに対する不満も噴出している。今後これらの課題についても対応できるかが、『遊戯王LotD』の評価を決定づける分岐点となっていくだろう。

 先にも述べたとおり、高いポテンシャルを秘めた同タイトル。既存ユーザーの苦い声は期待の裏返しでもある。

 今後『遊戯王LotD』は潜在するファンを取り込んでいけるのか。ひとりのプレイヤーとして、その動向を注視していきたい。

■結木千尋
ユウキチヒロ。多趣味なフリーライター。
執筆領域は音楽、ゲーム、グルメ、テクノロジーなど。カルチャー系を中心に幅広いジャンルで執筆をおこなう。
人当たりのいい人見知りだが、絶対に信じてもらえないタイプ。Twitter:@yuuki_chihiro

■ゲーム情報
『遊戯王LotD』
ジャンル:対戦型カードゲーム
価格:3,000円+税(DL限定)
対応プラットフォーム:Nintendo Switch、PS4、Xbox One、Steam
開発:KONAMI
公式ウェブサイト
公式Twitter

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