Apple、iPhone 9(iPhone SE2)を4月中に発売との見方浮上 業績向上への圧力増す
iPhone 12はプロトタイプが決定せず、渡航制限で生産が難航
『BGR』は世界的大流行(パンデミック)とiPhoneの生産状況について、下記のように詳述している(参考:https://bgr.com/2020/03/25/iphone-12-release-delay-2020-coronavirus/)。
初の5G対応となるフラッグシップモデルiPhone 12は、発売時期が例年の9月から大幅に遅れる可能性があるが、その原因の一つがAppleスタッフの渡航制限だ。エンジニアが、生産現場でテストを行うことが出来ず、設計の最終決定は現時点では、まだ行われていないという。
Jon Prosser氏は「これまで目にしているiPhone 12のレンダリングやリークは、検討されているすべてのプロトタイプが混ざっている可能性があります」とツイートしている。
消費者としては、詳細を早く知りたいところだが、Apple内でも作業が難航しているようだ。
苦しんでいるのは、Apple本体だけではない。Appleのサプライヤーは、現行のiPhoneモデルと秋頃に発売予定の新型iPhoneの需要について気を揉んでいる。Appleにデバイスやコンポーネントを供給する工場は、ほぼ生産を再開しているが、売上は約2割ほど低下しているという(参考:https://www.macrumors.com/2020/03/27/apple-suppliers-worried-iphone-demand/)。
Apple内外の状況を一通り見渡すと、新型コロナウイルスの状況が刻々と変化するにつれて、Apple内でも方向性がコロコロと変わっていることが分かる。未曾有の事態に、Appleも大きく揺れているようだ。
(画像=BGRより)
■Nagata Tombo
ライターであると同時にIT、エンタメ、クリエーティヴ系業界にも出入りする。水面下に潜んでいたかと思うと、大空をふわふわと飛びまわり、千里眼で世の中を俯瞰する。