はじめしゃちょーが提示した“いまYouTuberだからできること” ボランティア動画で伝えたメッセージ

 人気YouTuberのはじめしゃちょーが3月17日、「今できることって何だろう?」と題して、学童におにぎりを配達する動画を投稿した。

今できることって何だろう?

 今月2日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、全国すべての小中学校や高校などが一斉休校となった。それを受けて同日、大手コンビニチェーン・ローソンは、全国の希望する学童保育施設に向けて、おにぎりの無償提供を開始。これは、学校が休みになったことで、給食に代わって昼食などを用意しなければならなくなった保護者をサポートする取り組みだ。支援を必要とする学童保育施設は多く、当初3万個を予定していたおにぎりは、3月19日時点で58万個を超えている。

 今回公開された動画は、このローソンの取り組みをはじめしゃちょーがお手伝いするというもの。ローソンの店舗にて「子供たちは多分、昆布とシーチキンマヨなんじゃないかな?」と言って、子どもが好みそうなおにぎりを袋に詰めていくはじめちゃちょー。大量のおにぎりを軽自動車に積み込んで、「こんな状況なので、僕でも何かできることはないかなと思って」「家にいてもつらいですよね」と言いながら、子どもたちのもとへと向かう。

 「おにぎりもってきたよ~!」とはじめしゃちょーが学童保育施設に入ると、子供たちは笑顔に。おにぎりを食べ終えると、子どもたちと共に外へ。晴れ渡る青空の下、かけっこをしたり、ドッヂボールをしたりとレクリエーションに全力で興じていた。

 支援活動を終えたはじめしゃちょーは「コロナウイルスの影響で、今、普通にできていたことができない状況が、日本だけじゃなくて世界的に起きていると思います」とコメント。続けて、「正直言うと、今、何して良いかわからないですね。イベントとかも全部ダメだし。できることが今あまりなくて」と本音を吐露しつつ、「僕は動画を撮るのが仕事で、撮らせていただいているのですが、何か他にできないかなと思った時に、託児所に預けられている子どもたちにおにぎりを配ることができると知り、手伝わせていただきました」と説明した。

 そして、「特にこの動画で皆さんに何かしてくれとか良いことしようとか言いたいわけじゃない」とはじめしゃちょー。「本当に今、日本に活気がない。活気がないのは当たり前なんけど、その中でもちょっとずつみんなでできることを探して、いち早くこういう状況が終われば良いと思っております。みんなで頑張りましょう。僕も引き続き動画を頑張らせていただきます」と締めくくった。

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