『いきなりマリッジ3』最終話ーー出会って30日目、婚姻届の行方は? “最後の初夜”が鍵に
「結婚だけのパーセンテージで言えば、クリアできる。でも……」
“新婚”生活30日目を目前にして、新郎タケル(33歳)は新婦ナツキ(29歳)との結婚への胸の内を明かした。
“新婚”生活27日目。ナツキの得意料理・タコ焼きを食べながら、二人は「前の人たちもこんな感じだったんだろうね」「やった人にしかわからない感覚だろうね」と、歴代のカップルも感じていたであろう複雑な心境を口にする。「こんなに誰かと一緒にいるなんて(今まで)なかった」「親にお互い会わせるとかもなかった」と、タケルとナツキは番組のおかげで良い経験ができたと感慨深そうに語り合う。タケルはナツキが不安を打ち明けた日や家出した日のことを思い返し、「何もない1カ月だったら(関係が)薄っぺらかっただろうね」と呟いた。長いようで短い30日間で、正直な気持ちを伝え合ってきた二人だからこそ、濃密な関係性を築きあげられたのだろう。
“新婚”生活28日目はディナーデートへ。出かける前、タケルにヘアメイクをしてもらい、彼からプレゼントされたイヤリングをつけたナツキは、いつも以上に魅力的だった。
前日のインタビューで、タケルは「結婚だけのパーセンテージで言えば、クリアできる」とコメント。しかし、タケルは「ドキドキするみたいなことがなくて」と、出会ってからずっと引きずっていた思いを打ち明ける。男女の関係に悩んでいたのは、ナツキだけではなかったようだ。
ディナーの席で、どことなく緊張した面持ちの二人。タケルは「なっちゃん(ナツキ)の実家訪問から、結婚についてより深く考えるようになった」と言うと、箱根旅行で伝えられなかった子どもとお金の話についての自分の考えを述べ始める。「生活水準はできるだけ下げないようにしたい。奥さんと子どもには良い暮らしをさせたい」。そんなタケルの意思を、ナツキは真剣に聞いていた。
この席で、タケルは「朝になっても引っ掛かりがなければ、結婚できると思う」とナツキに告げている。タケルはその“引っ掛かり”が、男女の関係であることを明言していないが、二人が抱えているわだかまりは同じ。お互いにときめきを感じられるかどうかが、二人の決断を左右する。帰り道、「(決意は)固まってきてる?」と問われたナツキが、「日々思うことが変わりすぎちゃって……」と弱々しい声で答える姿からは、迷いが感じられた。
“新婚”生活29日目。いつも通り仕事に励んでいたタケルとナツキは、最後の夕食を楽しむ。北海道で式を挙げたときに買ったタコを使ったアヒージョを食べながら、タケルは“新婚”生活2日目に食べたアヒージョを思い出す。2日目は、ナツキがタケルへの不安を正直に告白した日だ。「2日目もアヒージョだったけど……今日のアヒージョ、あったかいなって思った」と和やかに笑うタケル。穏やかな時間を過ごしていると、ナツキがふいに「もっとうまくできたんじゃないか」とこれまでを振り返り、泣いてしまう。そんなナツキを見て、タケルは「一緒にいられた時間がよかった」と優しくフォローする。「これから先に向けて行動したらいいんじゃない?」と言葉をかけるタケルの姿は、30日後の生活を前向きに捉えているように感じられた。タケルが「最後、一緒に寝ようよ」と声をかけ、二人はベッドを共にする。