世界初のレンズ付け替え一眼インスタントカメラ、しかもM42マウント

製品版完成までには改良も?

 Kickstarterページのコメント欄にはカメラファンから様々な意見や要望が集まっている。キャンペーンを主催するNONS STUDIOはそれらのコミュニティーからの反応に対してポジティブな対応をしており、最終製品になるまでには色々と改良される部分もあるようだ。

 キャンペーンアップデートでは、プロトタイプの30mmのシャッターサイズよりも大きなものを製品版に用いる可能性、より様々なレンジマウントに対応する可能性、そして口径食(vignetting、撮影写真の四隅が暗くなること)を改善する可能性、などが記されている。

カメラ沼にようこそ

 これまでポラロイドやチェキでインスタントカメラを楽しんでいたという人には、もう一歩カメラ沼に深く足を踏み入れるゲートウェイドラッグとなりうるだろう。逆に、これまでインスタントカメラに制約を感じて手を出すのを躊躇していたカメラファンにとってはインスタントを楽しむよい機会となるかもしれない。

 2月24日の記事執筆時点でキャンペーンはあと17日を残し、約290万円の目標金額に対し80%ほどの資金が集まっている。NONS SL42の希望小売価格は2300香港ドル(約3万3000円)だが、Kickstarterリワードとしては約2万2000円から提供されている。なお2万2000円のものは本体のみのリワードで、他にレンズ付きのリワードやフィルム付きリワードなども用意されている。

Source: Kickstarter

■Yu Ando
フィンランド在住フリーライター。執筆分野は、エンタメ、ガジェット、サイエンスから、社会福祉やアートに文化、更にはオカルト系まで幅広い。ライター業の傍らアート活動も行っているほか、フィン・日両国の文化を紹介する講演を行うことも。趣味はガジェットへの散財。
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