『ドラ恋~Bang Ban Love~』第2話ーー新メンバー・ひらりー登場&女性メンバーの“意外な選択”の連続で大波乱!?

『ドラ恋~BBL~』第2話レビュー

 登場したのは元AKB48メンバー、アメリカ人とのハーフのひらりー(平田梨奈、21歳)。これで女性4名、男性3名の布陣に。ひらりーの登場によって、また演技指導の澤田(育子)先生のとある計らいによって男女の矢印は大きく動くことになる。

 アメリカ生まれで、自己主張もしっかりするひらりー。昼食の場でも他メンバーの年齢のことをツッコんだかと思えば、自ら唐突に恋愛遍歴を語り出すなど、ざっくばらんな性格でグイグイ輪の中に入っていく。自分でも「私ってズレてるから」と言い、「評価がキレイに2つに別れる。私のこと苦手って人と、理解してくれる人と」と口にした。

 これには「強烈じゃないですか、私と真逆」と呆気にとられるはづき(木村葉月)。たすく(井上佑)もまた面食らったようで「郡を抜いて明るい。あの子中心にこれから色々起きてくんでしょうね」と推測する。わかな(若菜)は「女の子が1人余るから2話の稽古とかどうなるのかなってちょっと不安」と男女比が崩れたことによる今後の展開を気にしていた。

 だが、当の本人ひらりーは「カメラ回ってないとこでも、わりと皆と喋れてるし大丈夫じゃん。これからが超楽しみ」と声を弾ませる。第一印象で気になった相手はたすくだと明かし、その理由については「フランクだし、考え方が似ていると思う」とコメント。

 しかし、彼女の登場以上に、流れが大きく変わったのは、ペア決めの前の演技基礎訓練での出来事だ。

 第2話から参加したひらりーがより既存メンバーに馴染めるように、またメンバーの演技経験のバラつきに対する澤田先生の配慮もあってか、演技基礎訓練ではとにかく“全力の芝居”が求められた。ここで「自分の殻を破る」というきっかけを掴み出したメンバーが多かったように感じる。

 与えられたテーマで順番に即興演技を行っていき、前の人よりも感情のレベルを上げていかなければならないという「レベルエチュード」。澤田先生からは「これ最大級ですか?」「もっと全力で出来ると思いますけどね。羞恥心があると超えられないから」という厳しい叱咤激励が続く。

 その後の「全力エチュード」では、“崖の上で飛び降りようとしている人がいるのを止める”という設定で7人が同時に演じ、全員が全力を出し切るまで終わらないというルールが設けられる。終了後には、みんなぐったりとしていた。

 この凄まじい2ステップを経て迎えるのが、「キスシーンのエチュード」だ。女性側から一緒に演りたい男性を指名していくのだが、ここで矢印が大きく交錯し始める。

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