iPhone 12、高速5G対応含む4機種を同時発売か 日本の5G化はリリースに間に合う?

iPhone SE 2はiPhone 8より高性能

 2020年にはiPhone 12シリーズのほかに、iPhone SE後継機種がリリースされると言われている。iPhone SE 2あるいはiPhone 9という名称になると見られているこの機種に関して、Apple製品専門ニュースサイト『iGEEKSBLOG』は11日、諸々の噂にもとづいて作成されたデザイン画像を掲載した記事を公開した。

 iPhone SE 2は、基本的にはiPhone 8のような機種になると予想されている(下の画像参照)。画面はiPhone 8と同じ4.7インチで、ホームボタンがあり背面カメラは1基のみだ。もっとも画面を覆うガラスは、iPhone 8のような光沢のある素材ではなくiPhone 11 Proに採用されたすりガラスのような質感があるものとなる。

iGEEKSBLOG「Exclusive iPhone SE 2 aka iPhone 9 Renders & 360 Degree Video」

 iPhone SE 2のチップには、iPhone 11 Proにも使われてるA13 Bionicチップが搭載され、カメラもiPhone 8のそれを凌駕するものと予想されている。また、バッテリーの連続駆動時間もiPhone 8より長くなることは間違いない。このようにiPhone SE 2の性能は、iPhone 8よりはiPhone Xに近いものとなる。性能的にはiPhone Xに近いことが、iPhone SE後継機種の名称としてiPhone 9が噂されている理由となっている。

 以上のように、2020年には合計5機種の新型iPhoneがリリースされると見られている。そのうちiPhone 12シリーズ4機種すべてが5G対応だとすると、初めての5G対応スマホとしてiPhoneを購入する「5G特需」が起こる可能性が高い。購入した5Gスマホを満喫するに5G通信網の整備が不可欠なので、国内大手キャリアの迅速な5G基地局展開に期待しよう。

トップ画像出典:Apple公式サイト「iPhoneのモデルを比較する」ページより画像を抜粋

■吉本幸記
テクノロジー系記事を執筆するフリーライター。VR/AR、AI関連の記事の執筆経験があるほか、テック系企業の動向を考察する記事も執筆している。Twitter:@kohkiyoshi

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