モンハン風無料ゲーム『Dauntless』Switch&PS4に登場 成功の影にあるEpic Games Storeの存在

独占配信期間が満了したら……

 Epic Games StoreとSteamのライバル関係について、ゲームメディア『KOTAKU』はPCworldとは異なる観点から論じる記事を11日に公開した。その観点とは、Epic Games Storeにおける独占ゲームの扱いである。Epic Games Storeには、同ストアからのみ購入できる独占ゲームが多数ある。この独占ゲームには独占配信期間が決められており、その多くが1年間となっている。それゆえ、昨年12月の同ストア立ち上げ当初に独占配信契約を締結したゲームは独占配信期間が満了するのだ。そんなゲームの一部が、早くもSteamからの配信を開始した。具体的には『Hades』、『Ashen』、そして『Hello Neighbor:Hide And Seek』といったものだ。

 Epic Games Storeの独占配信期間が満了してSteamでも配信されるという流れは、今後も続くと予想される。こうした流れが続けば、来年2月には『Metro Exodus』、9月には『ボーダーランズ3』がSteamに登場するだろう。

 Epic Games Storeの台頭は『Dauntless』のような新作ゲームの迅速なクロスプラットフォーム対応を促進すると同時に、Steamのほぼ1強であったPCゲーム配信市場に新たな緊張関係をもたらした。こうしたEpic Games Store登場によるプラスの効果は、しばらく続くのではないだろうか。

トップ画像出典:『Dauntless』公式サイトより画像を引用

■吉本幸記
テクノロジー系記事を執筆するフリーライター。VR/AR、AI関連の記事の執筆経験があるほか、テック系企業の動向を考察する記事も執筆している。Twitter:@kohkiyoshi

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