フィッシャーズの影の努力が明らかに 『深イイ話』でシルクロードの“研究ノート”など特集

 7人組の人気YouTuber・フィッシャーズが9月30日、『深イイ話2時間SP』(日本テレビ)で大きく特集された。

 今年の「男子中学生がなりたい職業ランキング」(ソニー生命調べ)で1位になった「YouTuber」。芸能界からもYouTuberデビューのニュースが相次いでいるが、番組では、誰もが知る有名人でも、チャンネル登録者数のトップはカジサック(キングコング・梶原雄太)の135万人で、フィッシャーズは577万人という圧倒的な人気を誇っていることが紹介された。フィッシャーズはこれまで1900本以上の動画を投稿し、総再生回数は驚異の78億回超。華やかな芸能人と比べれば、「普通のお兄ちゃん集団」にも見えるフィッシャーズがなぜこれほどの人気を獲得しているのか、密着取材で明らかにする、という内容だ。

 番組が取材に訪れたのは、大阪・万博記念公園の一角。先日、ギネス世界記録に認定され、大きな話題になった「1万人鬼ごっこ」の当日だ。1万人以上のファンを大興奮させた大型イベントの模様を伝えたが、やはりYouTuberをまったく知らない人には、人気の秘密がなかなか伝わらない様子。そこで、番組MCの今田耕司が自ら取材することになった。

【ギネス世界記録™️】10000人で鬼ごっこしたら最多人数で世界1位になったゾォォォオ!!

 今田はフィッシャーズを始め、ヒカキンやはじめしゃちょーなど、トップYouTuberが数多く所属するUUUMを訪れた。普段着で出迎えたリーダーのシルクロード(シルク)、ンダホ、モトキ、マサイ、ぺけたんの5人に、さっそく「吉本の後輩やったら、スーツ買いに行こか言うと思うわ(笑)」と突っ込む今田。吉本芸人もYouTube参戦が相次いでいるが、「みんな一攫千金を狙っているけど、サバンナ八木さん、チャンネル登録者数1300人」として、577万人のチャンネル登録者数を誇るフィッシャーズの人気ぶりを強調していた。

 部屋の片隅にノートパソコンを見つけた今田は、「自分たちで(動画を)編集している」というシルクに、「大変やろ。1日何時間寝てる?」と問う。「僕は2時間です」との答えに、「地上波はいいぞ~。何もかも、スタッフがやってくれる」と、テレビ業界に勧誘(?)する場面もあった。そう、ほぼ毎日動画をアップし続けるなかで、彼らは企画から出演、撮影、編集までを自分たちでだけまかなっているのだ。日常の空き時間は全て、撮影と編集に費やすことになる。番組では、タクシーでの移動中や、飲み会の最中も、イベントの合間の控え室でも、編集作業を続けるメンバーの姿が映し出されていた。

 さらに、シルクの自宅がテレビ初公開されることに。シルクは今年初め、都内にある4LDKのマンションに引っ越した。一人暮らしには広すぎる18畳のリビングには、10年以上かけて集めた400体以上のフィギュアがある。動画ではおなじみだが、国民的人気コミック『ONE PIECE』の作者、尾田栄一郎の貴重なサインも紹介され、スタジオからも歓声が上がった。1日の大半を過ごす編集部屋には、7台のカメラと、ずらりと並ぶバッテリー。もっとも広い部屋は、動画で使う大量の小道具置き場になっている。決して豪華な暮らしを満喫している、という様子ではなく、撮影に使われることも多いリビング以外はむしろ質素な印象すらある、生活空間だった。

 また、番組後半ではフィッシャーズ動画の驚くべき再生回数の秘密として、「サムネイル(動画の見出し)」のポイントが明かされていた。シルクによれば、サムネイルで視聴者を惹きつけることが重要で、サムネイル右下に動画の再生時間が表示されるのを逆手に取り、あえて、見出しの文字が隠れるようにすることで、視聴者の目を留めているのだという。

 さらに、動画を投稿する時間については、翌日がお休みの金曜・土曜の夜、平日は学校の部活が終わる午後6時が狙い目とのこと。実際に動画をアップロードして見せ、2分で1万再生を超えるなど、ぐんぐん上がる数字に今田耕司も仰天していた。その後、フィッシャーズの大ファンだという若手女優の関谷瑠紀が合流し、感動のあまり涙ぐむシーンも。動画の人気企画・目隠し椅子取りゲームで大盛り上がりしていた。

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