『弘中綾香のオールナイトニッポン0(ZERO)』放送前 『ひろなかラジオ』に見た“革命家の資質”

 神田はレギュラーラジオ『神田松之丞 問わず語りの松之丞』(TBSラジオ)を務めていることもあり、自然とトークは弘中が務める『オールナイトニッポン0』の話題に。裏ではレギュラー枠を「狙ってます」という弘中の本音も飛び出す中、松之丞は佐久間が弘中の存在に怯えていることを伝える。さらに松之丞は弘中を「女・古舘伊知郎」と例え、ラジオ作家・佐藤健一氏も弘中を絶賛していたとのこと。しかし、当の本人は「好きな先輩と嫌いな後輩がいる」とポロッと言ってしまうように一つひとつのワードのインパクトが強く、言葉の塩梅を模索しているという。

 そんな弘中からの相談に松之丞は「テレビと違ってラジオは全部言える媒体で『悪口言っちゃうから心配です』って先に言っちゃう。思ってることは口に出して言う方がラジオでは愛される、っていうのを僕が嫌われた伊集院さんに学びました」と自虐を交えながら教え、弘中の共感と笑いをかっさらっていった。

 まるで助走期間とも言える『ひろなかラジオ』を経て、弘中は『オールナイトニッポン0』でどのようなトークを繰り広げるのだろうか。放送枠が『オードリーのオールナイトニッポン』からの流れというのもあり、リトルトゥース(オードリーのラジオリスナー)をも巻き込んでいくだろう。佐久間は先週の放送のアフタートークでも、弘中の放送に言及している。ラジオリスナーが注目しているのは、10月に待ち受ける秋の改編。革命家・弘中によって、佐久間の“航海”は終わってしまうのか。『弘中綾香のオールナイトニッポン0(ZERO)』はラジオリスナー必聴の番組だ。

(画像提供=(C)AbemaTV)

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

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