Twitterが“興味のあるトピック”をフォロー・非表示にできる新機能実装へ “ネタバレ”も防げるか?
Twitterは8月13日、米国サンフランシスコの本社で記者会見を行い、新たな機能の実装について発表した。
その新機能とは、ユーザーがプラットフォーム上の人々のアカウントをフォローするように、興味のあるトピックをフォローするというもので、年末までには実装予定だという。
健全なトピックをピックアップ、一部の話題は除外
Twitterプロダクトグループのスリアム・クリシュナン氏によると、この新機能の目的は、Twitterで人をフォローするのと同じくらい簡単に「興味のあること」をフォローできるようにすることだ。そのために、ユーザーがフォローする人気トピックに関連するツイートを、機械学習を用いてキュレーションする。
プロダクトグループのロブ・ビショップ氏は「Twitterは今何が起こっているのかについてのものです。人間によるキュレーションは、そのようなトピックをキュレーションするには遅すぎる」と述べた。
ユーザーがキュレーションされたトピックをフォローすると、関連するツイートやライブイベントをタイムラインですぐに見ることができる。また、ユーザーはイベントを非表示にしたり、トピックをミュートしたりして、テレビ番組やスポーツイベントのネタバレを防ぐことができるという。まずはAndroid版において、F1やMMAなどの選定されたスポーツのトピックでテストを開始する。
Twitterプロダクトリーダーのケイヴォン・ベイクプール氏は「承認されたトピックのホワイトリストがあり、一部のトピックを除外する」と述べ、どのトピックを含めるべきかは、検討中であることを明かした。
この件について、Varietyは「Twitterは、ソーシャルビデオアプリVineを閉鎖し、投資をコアサービスに集中する必要があると考えている。関心やトピックに加えて、国際市場向けの製品の改善と、悪用に関する問題にも取り組みたいと考えている」と伝えている(参考:https://variety.com/2019/digital/news/twitter-topics-interests-1203301384/)。
機械学習のアルゴリズムで瞬時に分類
Mashableは「Twitterは、この実験的取り組みでサービスが向上することを期待している。このアイデアは1年以上にわたり議論されてきたもので、特定の単語やハッシュタグを使用しなくても、機械学習を使用してトピックごとにツイートをグループ化することで、コンテンツ自体が自動的に取り込まれる」と報じた(参考:https://mashable.com/article/twitter-new-topics-interests-feature/?europe=true)。
ツイートは機械学習ツールを使用して照合され、テキストの内容、ハッシュタグ、誰が書いたか、誰がリツイートしたか、誰が「いいね」しているか、に基づいてツイートがピックアップされる。