SixTONESの旅シリーズ動画は名物企画に? 6人の個性と可能性を感じさせた「10万円アポなし旅」
「どんな企画ですか? どんな企画か聞かないと! たまにすごい企画があるんですよ。本当にすんごい! すんごい企画があるんで! あれ? 坊っちゃん今誰ですか? あれ、何人でいらっしゃるんですか? 私もそっち行っていいですか?」とマシンガントークで畳み掛け、思わず松村が「広げるな!」とツッコミを入れるも、なぜか「高地、今のでイケると思う」と自信満々のジェシーだった。
当の高地は、ジェシーのボケをそこそこに「民宿とか旅館のほうがいいんじゃない?」と堅実に作戦を立てる真面目な一面を見せる。そう、SixTONESの魅力は、このおバカなワチャワチャと、にじみ出る真面目さ、常識的な振る舞いのバランスの良さにある。だから、脱線しまくっている展開も、安心して見続けられるのだ。
また、当日予約に苦戦する中、散々ふざけ倒してきたジェシーが最終的にサラッと宿泊先を見つけてしまう“持ってる展開”もたまらない。そして、予約時に使用したのは「京本」という名前。先方から漏れ出た「あぁ! 京本様ですね」という言葉に、俳優・京本政樹を父に持つ、京本大我が「そりゃ知ってるわな。あんな偉大な父親がいるわけだから」と素直につぶやく様子も可愛らしい。
これ以上、予約に苦戦する場面はいらないと思ったのか、田中がサプライズだと称して安価でおいしい回転寿司を夕食にこっそり予約していたのも鮮やかで、さらにその場を盛り上げようと、同じくジャニーズJr.チャンネルを担当している美 少年・藤井直樹、Snow Man・渡辺翔太に電話する森本慎太郎の機転もあっぱれだ。
書き出したらキリがないほど見どころ満載の中、やはり最大の見どころといえば、彼らの寝起きチャレンジだろう。早朝、持ち歌の「JAPONICA STYLE」が部屋の中で鳴り響き、“全員が起きて踊るまで大音量の曲は止まりません”という司令が下る。先日『2019 FNSうたの夏まつり』(フジテレビ系)に登場したときには、滝沢秀明プロデュースのMVさながら最高に美しい「JAPONICA STYLE」を披露した彼ら。だが今回は打って変わって、乱れた浴衣姿&寝癖&寝ぼけ顔の6人が堪能できる。ぜひとも、そのギャップを楽しんでほしい。