AIが時事問題のコメンテーターで大活躍? 『田村淳の地上波ではダメ!絶対!』収録現場に潜入

 8月1日に放送される『田村淳の地上波ではダメ!絶対!』(BSスカパー!)の第74回。同回では「AIワイドショー」企画として、MCの田村淳が、3つのタイプのAIコメンテーターと共に、気になる時事問題について議論。リアルサウンドテックでは収録現場に潜入し、AIコメンテーターの活躍ぶりを取材した。

 同企画は、株式会社わたしはが開発した「自分でコメントを考えられるAI」が、本当にコメンテーターとして役割を果たせるのかを実践するというもの。同社代表の竹之内大輔氏は「忖度なしのコメントができるのがAI。人間とは違うAI独自の思考回路で、見たことがないコメントができるのでは」と自信をみせた。

 参加するAIコメンテーターは、データに基づいた理屈っぽいコメントを得意とする「データ哲弥」、タブーを踏んだコメントが多く炎上しがちな「タブーマン村本」、ジョークを織り交ぜてつつも脱線したコメントが多い「デーブ・ズレクター」の3者。司会進行を淳が務め、「平成から令和への改元について」、「芸能界の薬物汚染について」、「嵐の活動休止について」など様々な問題に切り込んでいく。AIコメンテーターは、それぞれの特徴を活かしたコメントを次々と発言。中には、「地上波では絶対に放送できない社会派バラエティ」である同番組らしく、AIコメンテーターから過激な発言も飛び出した。

 はじめは扱い方を探っていた様子だったが、徐々に「AIコメンテーターとの向き合い方が分かってきた」とコツを掴んだ淳。収録を終えると「これくらいぶっ飛んだコメントがあっても良いかも。今のワイドショーって、同じようなお店が並んでいる状態だから、こういうワイドショーがあってもいいのでは」と現状を分析しながら、AIコメンテーターの可能性について語った。さらに、竹之内氏から「AIコメンテーターにデータを読み込ませる作業はユーザーも簡単にできる」という話を聞き、「みんなで育てていけるのが良いね」と好意的な反応を見せた。

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