“あの人のゲームヒストリー”第十二回:ELLY

三代目JSB・ELLYが語る、ゲームから得た大切なもの「生活にも仕事にも、絶対つながる」

「苦手なホラーゲームの配信もやってみたい(笑)」

ーー配信では「いつかみんなともプレイしたい」という言葉もありましたが、今後はYouTubeのチャンネルがファンとのコミュニケーションの場にもなったり?

ELLY:そうですね。実はSNSでカッコいい写真をアップし続ける、みたいなことより、ライブストリームで自分の好きなことを表現して、みんなとコミュニケーションを取るのが楽しいと思っていて。ゲームだけじゃなく、例えば「三代目のリハってどうなっているの?」と気になっている人に向けて動画をアップすることもできるし、今後はもっと日記みたいな感じで使っていけたいいなと思います。今度は生配信で料理でもしてみようかな(笑)。

ーーそれも楽しそうですね。ファンの皆さんにも、ELLYさんの生活のなかにゲームがあるんだ、ということがわかりやすく伝わるかもしれません。

ELLY:朝は朝食を作る配信をして、夜はゲームをして(笑)。アーティストって、ライフスタイルを隠しがちで、そうやってイメージを作ることも必要だと思うんですけど、僕は「全部見せても大丈夫だよ」というスタンスでいたいんですよね。その上で、ステージで最高のパフォーマンスを見せられればいいなって。


ーーなるほど。そういう意味では、ゲームをしているとその人の”素”が出るので、ゲーム配信はELLYさんのスタンスに合っていますね。もちろん、もともとELLYさんが好きで配信を見に来る人も多いと思いますが、今後は逆にゲームをプレイしている姿を見て、ファンになる人も出てきそうです。

ELLY:そうですね。実際に、配信を見て好きになった、と言ってくれる人もいますし、アーティスト活動の方にはそんなに興味を持っていない、子どもたちも見てくれているんですよね。この間、地元の友だちの子どもから僕のお母さんに電話がかかってきて、「ELLYくん、ゲームがとても上手くて、僕の師匠なんだ」って言ってくれたんですよ(笑)。ダンスのことはよくわからないみたいなんですけど、「ゲーム」というものを通じて、僕を好きになってくれて。うれしいですね。

ーーさて、最近では最新バトロワゲームの『Apex Legends』もプレイしているそうですが、今後、こういうゲームをしてみたい、というものはありますか?

ELLY:本当にめちゃくちゃ苦手なんですけど、ホラーゲームの配信は、年に一回くらいだったらやってみたいなと思いますね(笑)。流行っているゲームもいろいろやってみたいし、『スマブラSP』なんかもいいかもしれないですね。

ーーホラーゲーム、楽しみですね(笑)。最後に、ELLYさんにとって「ゲーム」とは?

ELLY:僕にとっては、生活の一部ですね。特別なものというより、本当に身近にあるもので。音楽もそうだし、もっと言えば食事とも一緒。なくてはならないもので、最高のエンタテインメントだと思います!

(取材・文=橋川良寛/写真=三橋優美子)

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