Apple、“これまでで最も速い”新型MacBook Proを突如発表 初の8コア搭載&不具合続出のキーボードも改善
Appleが5月21日、第8世代および第9世代のIntel Coreプロセッサを搭載し、シリーズ初となる8コア仕様を搭載した新型MacBook Proを発表した。
最新のMacBook Proはクアッドコア(4コア)仕様のMacBook Proに対しては最大2倍、6コア仕様のMacBook Proに対しては40パーセントも高速な処理能力を発揮し、Macノートブックとしては過去最速に。また、パワフルなグラフィックス(描画性能)、明るく色鮮やかなRetinaディスプレイ、超高速なSSD、Apple T2セキュリティチップ、丸一日使い続けられるバッテリーを搭載、というハイスペックモデルに仕上がった。
AppleのMacプロダクトマーケティング担当シニアディレクター、トム・ボガーは、今回のモデルについて「教科課程を履修する大学生、世界トップレベルのアプリケーションを開発するデベロッパ、長編映画を制作するビデオエディターなど、当社のお客様がMacBook Proを使って取り組んでいることに私たちは常に驚かされています。このたび新たに8コアプロセッサを搭載して飛躍的にパフォーマンスが向上したMacBook Proは、圧倒的な美しさのRetinaディスプレイ、高速なストレージ、丸一日使い続けられるバッテリーを搭載した上で、macOSが駆動し、引き続き、世界最高のプロ仕様ノートブックの座に君臨します。最新のMacBook Proを使ったお客様の次の取り組みを見るのが待ち切れない思いです」と述べている。
また、かねてからユーザーより不具合が続々と報告されていたバタフライキーボードについても、今回のモデルよりスイッチに新素材を採用したものに変更し、入力に関する問題は改善されたという。Appleは過去にバタフライキーボード搭載のMacBookシリーズを購入したユーザーに対しても、改良後のキーボードへ交換する無料プログラムを発表している。