iOS13では「ダークモード」実装? 次期iPad仕様やカメラ技術など、Appleの未来占う噂が続々
新型True Depthカメラが背面に?
iOS13と次期iPad/iPad miniの噂は今年のAppleの動向に関するものだが、早くも2020年の同社の動向に関する話題もあがっている。ブルームバーグは、31日、同社が2020年に新型カメラを実装したiPhoneのリリースを計画中であると報じた。
開発中と思われる新型カメラとは、iPhone Xシリーズに実装されているTrue Depthカメラを進化させたものだ。Face IDを可能とするTrue Depthカメラは、レンズから25~50cm以内の被写体の凹凸といった空間情報を取得できる。対して新型カメラはiPhoneの背面に実装され、15フィート(約4.6m)までの被写体の空間情報を読み取ることができる、とのこと。こうした性能向上はレーザースキャナをカメラに内蔵することによって可能になるようだ。
新型カメラを実装することにより、iPhoneを活用したAR体験がよりリッチになると考えられる。例えば、ARオブジェクトを合成したポートレート写真を簡単に撮影できるようになるだろう。さらに言えば、この新型カメラが2020年にリリースされるとかねてより噂のあるApple製ARメガネの「前振り」となる可能性もある。
本記事の冒頭で言及したように、Appleは世界の経済情勢の影響を受けて勢いを削がれてしまっている。削がれた勢いを取り戻すための最善策は、ユーザに驚きを与えるようなイノベーションを見せつけることである。iOS13や次期iPadは、こうしたAppleの勢いを取り戻すきっかけとなるイノベーションになるかも知れない。
トップ画像出典:MacRumors「iOS 13 to Include Dark Mode, iPad Upgrades, CarPlay Improvements and More」より画像を引用
■吉本幸記
テクノロジー系記事を執筆するフリーライター。VR/AR、AI関連の記事の執筆経験があるほか、テック系企業の動向を考察する記事も執筆している。Twitter:@kohkiyoshi