Samsung、開発者会議で折り畳み型スマホ「Galaxy F」を発表か? 7.3インチ画面でシルバーボディ?
各メーカーがしのぎを削る折り畳み型スマホ市場
折り畳み型スマホを開発しているのは、Samsungだけではない。オランダのテック系メディア『LetsGoDigital』は、先月13日に各メーカーの折り畳み型スマホに関する特許をまとめた記事を公開している。その記事では、Samsungのほかに中国メーカーOppo、韓国メーカーLG、そしてモトローラの名前が挙がっている。
しかし、世界初の折り畳み型スマホをリリースした栄誉を与ったのは、中国メーカーRoyoleである。同社は、1日、折り畳み型スマホ「FlexPai」を発表した。同スマホは、広げた状態でのディスプレイサイズは7.8インチで、ベゼルはカメラを実装している端末上部のみ幅があり、残りの部分は細い造形となっている(下の画像参照)。
折り畳み型スマホ開発における難題は、ディスプレイの柔軟性と耐久性を両立させることにある。 FlexPaiのディスプレイは、通常のスマホのようにガラスの表面ではなく、プラスチックで覆うことで難題を解決している。SamsungがRoyoleと同様の解決策を採用するかどうかについては、疑問の余地が残る。スマホは表面をガラスで覆うことで滑らかな操作感を実現している。表面をプラスチックで覆うことはこのスマホ特有の操作感を犠牲にすることになり、Samsungがこうした犠牲を易々と払うとは考え難いからだ。
いずれにしても、Samsungが折り畳み型スマホを発表することでこの製品カテゴリーが一気に注目の的になることは間違いない。来年のスマホニュースは、折り畳み型スマホの話題が多くなるだろう。
トップ画像出典:Royole「FlexPai Developer Model」ページ
■吉本幸記
テクノロジー系記事を執筆するフリーライター。VR/AR、AI関連の記事の執筆経験があるほか、テック系企業の動向を考察する記事も執筆している。Twitter:@kohkiyoshi