けみお『どこまでいっても渋谷は日本の東京』LINE MUSICで1位に! SNS時代のスターの歩み

 そんなけみおを代表する言葉が「どこまでいっても渋谷は日本の東京」。歌うような独特のリズムがくせになるフレーズで、けみおの愉快な仲間たちが登場する動画でたびたび口にしていた。テンポは良いけれど、わかるようでわからないキャッチーなフレーズの繰り返しは、やはり中高生の間で大ブレイクしている動画アプリ「TikTok」との相性がよく、ユーザーの間で流行していた。今回リリースされた楽曲は、このフレーズに「平成最後に波乗る歌ノリで作ったわ」など、新たな“けみお語”がふんだんに加えられて作られたもので、MATZとHiRA PARKが作編曲を手がけている。リリース直後にヒットしたことについては、本人も驚いたのか、Twitterで「ラインミュージック1位泡吹いた」とつぶやいている。

 『どこまでいっても渋谷は日本の東京』のヒットは、そのコンテンツの質や展開の流れも含めて、SNS時代のスターの歩みを示すものといえそうだ。

(文=本 手)

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