けみお『どこまでいっても渋谷は日本の東京』LINE MUSICで1位に! SNS時代のスターの歩み

 現在アメリカを拠点に、モデルや動画クリエイターとしてYouTubeなどで活躍している”けみお”が、配信シングル『どこまでいっても渋谷は日本の東京』(Kemio名義)を11月2日にリリースし、配信された直後のLINE MUSICリアルタイムランキングでいきなり1位を獲得し話題となっている。SNS時代の女子中高生たちに絶大な人気を誇るけみおとはどんな人物で、そのタレント性にはどんな特色があるのか。今回の楽曲が生まれた背景と合わせて考察したい。

Kemio『どこまでいっても渋谷は日本の東京』

 けみおは1995年生まれの現在23歳。物心がついたころから目立つことが好きで、小・中学生の頃からスターになりたいという夢があったという。レディー・ガガときゃりーぱみゅぱみゅに憧れ、高校生の時(2013年)にきゃりーが出ていたカルチャーマガジン『HR』専属モデルに。その後、6秒動画撮影アプリ「Vine」にて、高校生の日常あるあるネタをテンポよく紹介する動画でブレイクを果たす。ハーフの端正な出で立ちながら、オネエっぽいしゃべりが面白いときたら、メジャーなメディアも放っておかず、シンデレラストーリーのように憧れの芸能界で一気に活躍することになる。

 しかしけみおは、20歳の時にふと自分の人生を振り返り、幼い頃から憧れていた海外生活を実現させるため、2016年9月にアメリカに拠点を移す。以来、日本のマスメディアに出ることは減ったが、Instagram、Twitter、YouTubeを頻繁に更新し、Webメディアにおける若者人気はさらに高まった。特にYouTubeチャンネルは現在109万の登録者を誇るほどの人気ぶりである。

 「地球上のみなさん、こんにちは〜!K・E・M・I・O、けみおで〜す!」から始まるYouTube動画は、けみおのアメリカ生活を共有するかのように、日常の話を面白おかしく紹介している。泥棒に入られて引っ越しした話をしたかと思えば、アメリカの教科書における間違った“日本の紹介”を指摘したり、アメリカ独特の食べ物を食したりと、海外生活ならではのコンテンツが人気だ。一方で繊細な部分も持ち、悩み事や学校の辛い出来事なども赤裸々に、しかし明るく前向き話している。こうした部分も、女子高生たちから共感を得ている理由だろう。

 独特の言語感覚も、けみおの強みだ。「ありえる」「ありえない」を一般的な目線で素直に語り、そこから飛び出す「あげみざわ」(気分の高まりを意味する”あげ”の進化系の言葉)や、「あざまる水産」(ありがとうの進化系)や「ないたー」などのけみおオリジナルワードは、「2018年上半期のJC・JK流行語大賞」(株式会社AMF調べ)の【コトバ部門】で、ベスト3を独占する結果となっている。

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