スーファミの隠れた名作がSwitchで復刻! 『ザ・ニンジャウォーリアーズ ワンスアゲイン』プレイレポート

オリジナル版では聴けなかった「DADDY MULK」も収録決定!

 筆者はオリジナルのスーパーファミコン版を今も所持し、エンディングまで遊びきった経験者だが、その目から見ても、リメイクとしての出来は完璧に等しい。全体的にオリジナルを忠実に再現しつつ、現代のゲーム機に移植されたなりのアレンジも図られたリメイクに仕上がっていた。売りである、続々と現れる敵を倒し続ける快感、少しでも防御行動が遅れると連続でダメージを喰らってしまう、油断ならない難易度も健在。スーパーファミコン版と作風は一緒でありながら、細かい部分がアレンジされたドット絵も素晴らしく、まさに職人芸が炸裂している。

 音楽もスーパーファミコン版の楽曲をアレンジしたバージョンのほか、原曲でプレイできるオプションも搭載。更に9月22日にハムスターブースにて開催されたタイトーサウンドチーム「ZUNTATA」のミニライブにおいて、アーケード版『ニンジャウォーリアーズ』の楽曲が収録されることも告知。オリジナル版では聴けなかった「DADDY MULK」で本編ステージを楽しめるようだ。

 発売は2019年と少し先だが、ベルトスクロール型アクションゲームが好きなプレイヤーの心には間違いなく刺さる一本である。スーパーファミコン版の時より、隠れた名作と謳われた作品の真髄を体験してみよう。オリジナルを遊んだプレイヤーも、「DADDY MULK」をバックに遊べるようになった新生『ザ・ニンジャウォーリアーズ アゲイン』の誕生に注目だ。

■シェループ 
新旧構わず、色んなゲームに手を伸ばしては積みゲーを増やし続ける人。コソコソとゲームライターとしても活動し始めた。2D、3Dのアクションと手強めの戦略シミュレーションが大好物。最近、『スプラトゥーン』のジャッジくんが気になって仕方がない。
Twitterアカウント(@shelloop

■ THE NINJA WARRIORS ONCE AGAIN(ザ・ニンジャウォーリアーズ ONCE AGAIN)
対応機種:Nintendo Switch
メーカー:株式会社タイトー
企画・開発:ナツメアタリ株式会社
発売日: 2019年
価格・販売形態: 未定
ジャンル:ニンジャ体術アクション
プレイ人数:1人~2人
オンライン対応:タイムアタックランキング
CERO:審査予定
公式サイト:https://www.natsumeatari.co.jp/tnwoa/

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