“あの人のゲームヒストリー”第三回:山田裕貴
山田裕貴が語る、大切なゲームの存在 「作品に入り込めるようになったのはゲームのおかげ」
「ちょっと中二病っぽいんですけど、二刀流が好き」
ーー他のゲームも、それくらいの熱量で向き合っているのでしょうか?
山田:それはもう! 『パワプロ』シリーズだと、甲子園を目指す「栄冠ナイン」というモードが好きなんですけど、選手を作るときに、「この子は野球がやりたくて海外から来ていて……」「この子は夏までしか生きられない運命のピッチャーで……」みたいに、一人ひとりのストーリーを考えるんです。僕のチームには、天才型の4番バッターがいて、ライバル関係の6番バッターがいるんです。6番の子は、1年生の時はめちゃくちゃ能力値が低くて、努力で成長して来た選手。最後の甲子園で、4番が不調で苦しむんですけど、そこで6番が逆転スリーランを打ったんですよ。そのときは、本気で泣きそうになりましたね。よくここまで育ったなぁ……って。この話、田中圭さんと井浦新さんに話したら「ちょっと怖いな……(笑)」って言われちゃいましたけど(笑)。
ーー確かに、そこまで深くゲームを楽しんでいる人は、少ないかもしれませんね(笑)。ちなみに、一緒にゲームをするような友人はいますか?
山田:本田翼さんは『モンハン』が好きなので、共演中はたまに一緒にプレイしていましたね。うまさでいうと、ドッコイドッコイです(笑)。ただ、僕が一時期『モンハン』から離れていて、久しぶりに一緒に遊んだら、めちゃくちゃ強くなっていて。事務所の先輩の瀬戸(康史)さんも『モンハン』をやっているらしいんですけど、なかなか気軽に「一緒にやりましょう!」とは言い出せず、機会を見計らっているところです(笑)。
ーーいま一番ハマっているのは、『モンスターハンター:ワールド』なのでしょうか。
山田:そうですね。先日、初めてカプコンさんのレセプションイベントに呼んでいただいたんですよ。セカンド(『モンスターハンターポータブル 2nd』)からずっとやっていたので、とてもうれしかったですね。あと、いまは『ファイナルファンタジー』とのコラボ期間なので、なおさらプレイしたくて。極ベヒーモス(コラボモンスターの強化版)もまだ、倒せていないですし。
ーー『モンハン』シリーズについても、やはりこだわりが……?
山田:僕はずっと「双剣」を使ってるんですよ。ちょっと中二病っぽいんですけど、二刀流が好きなので(笑)。そのせいで、違う装備と武器使わなきゃいけない「チャレンジクエスト」には参加できないんです。それでも「すべての敵をこのデュアルソードで倒す!」っていうのを決めてやっています。だから僕は友だちから「デュアルソードマスター」なんて呼ばれているんです(笑)。
ーー装備品のコンプリートを目指すようなやり込みとは、また違う楽しみ方ですね。
山田:ゲームって、いろんな楽しみ方があると思うんです。僕はプレイしなくても、友だちがやっているのを横で見ているのも好きですね。『バイオハザード』シリーズは、よく俳優仲間で家に集まったときにやるんですけど、横からチャチャを入れるのも楽しいです。「何で助けてあげないの!」とか(笑)。YouTubeでゲーム実況動画も、よく観ますね。