大型企画相次ぐ水溜りボンド、「水溜り村」「無人島シリーズ」で示した“仲間との結束”と“遊び心”

 しかも、サバイバル企画では彼らの“童心を忘れない”というスタンスも活きてくる。普通に過ごすだけでも大変な無人島生活で、サブチャンネル用の企画を用意したり、昨年は「ジャンケンで負けたら、ひとりでもう一泊」という無茶な勝負に挑んだりと、遊び心に溢れている。また、YouTuberたちのプレゼントも彼らの遊び心を理解してか、アバンティーズからはバスタブが、SEIKINからはボートが贈られている。若年層だけでなく、社会人のファンも彼らの動画に、少年少女の頃に思い描いてきた“夏休みの冒険”を重ねて見るのも無理からぬことだ。

 その期待に応えるように、彼らは無人島ならではの言い伝えや廃墟を回る心霊系の企画にさえ挑戦している。日々ジャンルレスに幅広い企画を実現してきた彼らにとって、無人島シリーズはその引き出しの多さを最大限に発揮できるものなのだ。信頼する仲間たちとともに、自分たちの持てる全ての能力を使い、遊び心を持ってあらゆることに挑戦するーーそれが水溜りボンドである。

 大きな企画を立て続けに行ってきた水溜りボンド。冒頭にも記した通り、25日からは初の本格的ドラマコンテンツを含むオムニバス動画が投稿されている。ここには草なぎ剛をはじめ、HIKAKIN、はじめしゃちょー、ンダホ(フィッシャーズ)なども出演していて、そのスケールがどんどん大きくなっていることに驚かされた。彼らの挑戦はこれからも規模を拡大し続けていきそうだ。

(文=馬場翔大)

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