“音の変態”サカナクション 山口一郎が『関ジャム』で明かした、チームへの愛とサウンドのこだわり

 6月3日放送の『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)に、サカナクションのメンバーと彼らのライブの照明演出を担当する平山和裕、PAの佐々木幸生、エンジニアの武井一雄、マニピュレーターの浦本雅史の“チームサカナクション”がゲスト出演。山口自ら、チームサカナクションの役割と重要性、そして“音の変態”と言われるほどの音楽へのこだわりを明かした。

サカナクション『魚図鑑』

  “音楽ソフトのプロダクトとしての価値の拡張“をコンセプトに掲げて活動するサカナクション。そのこだわりはリマスタリング盤、アナログ盤、ハイレゾ配信など様々なリリース形態や6.1 chサラウンドライブに挑戦している姿勢からも伝わってくる。しかし番組では特に、山口の理想を現実のものにしているチームサカナクションに焦点が当てられた。

  番組前半ではライブへのこだわりをシステムエンジニア、PAエンジニアの仕事から紐解いた。6方向+ウーファーから音が鳴る6.1chサラウンド、“ロックとキックでダンスミュージックが完成される”というPAイコライジングを簡潔に紹介し、初心者も楽しめる内容となった。

 続いて“音に光をあてる”という照明デザイナー、メンバーが出している以外の音を出すというマニピュレーターの仕事を紹介。「(お客さんが)こっち見なくてもいいライブにしたい」という山口の理想を実現させる、ステージとフロアの垣根をなくす照明演出について開設され、またマニピュレーターがライブで出している音を実際に聴いてみるなど、この番組らしい一歩踏み込んだ内容に、サカナクションのファンだという関ジャニ∞・錦戸亮も興味津々の様子だった。

 “音”、そしてライブに尋常ではないこだわりを見せる山口の理想を実現させるスタッフの重要性は、「ぼくの言った通りにはならない、いい形にブラッシュアップされる」と信頼を寄せる言葉からも伝わるだろう。「人生を変えてくれた人は5人くらいですけど、父親以外は全員チームサカナクション」ーー彼らの存在はサカナクションのライブだけではなく、山口の音楽人生になくてはならないものになっている。

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