コーネリアスの特設サイトが「Patatap」導入 気軽に“音楽で遊べる”豊かなUIに

 5月7日、コーネリアスの特設サイト「cornelius.patatap.com」が開設された。

Cornelius X Patatap Interactive

 これは、アニメーションと音楽で遊ぶWeb上のツールキット「Patatap」のコーネリアスバージョンだ。「Patatap」は2014年に発表され、日本でも『第18回文化庁メディア芸術祭』のエンターテインメント部門で、審査委員会推薦作品に選ばれた。開発したのは、当時Google(現在はロサンゼルスが拠点のWITHINに所属)でデザイナー&Webエンジニアとして活動していたジョノ・ブランデル。名古屋で活動する音楽ユニット・Lullatoneとのコラボレーションによって生まれた。

Patatap Compositions

 「Patatap」の操作は非常に簡単だ。キーボードのAからZに音とアニメーションが割り当てられているため、キーを打てば楽しめるようになっている。またWebサイト上の画面をマウスでクリックしても、同様に楽しむことが可能だ。スマートフォンやタブレット端末でも使用できるのも魅力だろう。

「cornelius.patatap.com」

 さらに「Patatap」がユニークなのは、htmlコードで画面に埋め込めることだ。現在は、「Patatap」のトップページもコーネリアスバージョンになっている。以下のコードを使えばページに埋め込みができるので、自分のサイトなどを持っている人は試してほしい。

<iframe src="http://www.patatap.com/" style="border: 3px solid #ccc" width="640" height="480"></iframe>

 開発者のジョノ・ブランデルがGoogle出身ということで、「Patatap」を初めて触ったときに思い浮かんだのが「Doodle」だった。見た目ではなく、発想が似ていると感じたのだ。例を挙げるなら、DJプレイができる「ヒップホップ誕生 44周年」、テルミン疑似演奏の「クララ・ロックモア生誕 105周年」、音楽制作ゲームのような「オスカー フィッシンガー生誕 117 周年」あたりだ。「Doodle」は記念日などに合わせて作成されているが、どれも幅広い年代が楽しめるようなつくりになっている。詳しい説明がなくとも直感的に遊べるUIという点が、「Patatap」と「Doodle」に共通する開発方針であるように思う。

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