質問箱、NYAGO、bosyu…Twitterで広がるC向けサービスを追う

手軽に賛同者を集められる「bosyu」

 bosyuはURLのシェアで簡単に募集をかけることができるサービス。4月11日にリリースされて以降、情報感度が高い一部のTwitterユーザーの間で広まりつつある。用途としては、最近スタートアップ業界を中心に行われている「Twitterを介した求人採用」や「ヒアリング相手の募集」「パーティ参加者の募集」「飲み相手の募集」など企業利用からごく個人的な利用まで様々。前述の2つの匿名サービスとは毛色が異なるが、質問箱やNYAGOと同じようにSNSを土台にコミュニケーションにブーストをかけるサービスとして利用されている。

実験場、そしてロジスティックとしてのSNS

 今や、コミュニケーションの場だけではなく、新しいサービスが世に出て行くための巨大な実験場としての機能も果たしているSNSは、ソーシャルネットワーキングサービスという括りでは収まらなくなってきた。そして、実験場はそのままシームレスに、テストをクリアし、GOサインが出たサービスの流通網へと変わりだした。絶えず、ユーザーとの接触を続けるタイムラインという物流にプロダクトを放出することで、広く遠くにリーチする。企業にとって、Twitterというロジスティックにプロダクト乗せるのはマーケ戦略上欠かせないものになってくる。そしてユーザー側も避けようがない情報との接触の中で、本当に良いサービスを選び取る審美眼が問われている。

■げんきくん
UXライター。Webサービスとテクノロジー、あとオカルト、宗教、デザイン、アメコミに興味があります。

関連記事