『乃木坂46時間TV』で波乱含みの「真夏さんリスペクト軍団」配信 ニコ生ならではの内容を振り返る
3月23日19時から、46時間にわたってインターネット上で放送された『乃木坂46時間TV』。AbemaTV、SHOWROOM、ニコニコ生放送、YouTube、LINE LIVE、Rakuten TVと、6つのプラットフォームで配信され、それぞれにグループ内の6軍団が独占配信を行うコーナーが設けられた。
Abema TVでは犬メンが鍋パーティー、SHOWROOMでは若様軍団が「謎解き生脱出」、LINE LIVEではスイカが「伊豆プライベート旅行クイズ」、YouTube公式チャンネルではチューリップが「ぶらり温泉ロケハンの旅」、Rakuten TVではさゆりんご軍団が「女子高生とあそぼう!」と、事前にそれぞれの企画を打ち打ち出したが、ニコニコ生放送で展開される「真夏さんリスペクト軍団」の企画だけが、番組公式サイトで「諸事情により番組内容は当日の発表となります」とされていた。ニコニコ生放送の視聴者数制限により、いわゆる「追い出し」(この番組は満員のため視聴できません、と表示される)を受けた視聴者が悲鳴をあげるなど、若干波乱を含みつつも、ニコ生の特色を生かす内容になった同企画を振り返ろう。
幕開けは「真夏さんリスペクト軍団 緊急記者会見」と題された録画映像だ。秋元真夏、渡辺みり愛、相楽伊織、鈴木絢音の4人が、神妙な面持ちで登場。秋元が「私たち、真夏さんリスペクト軍団は、本日をもって解散します!」と発表し、記者の質問を受ける流れだ。軍団への思い入れを語る秋元を尻目に、渡辺は「薄々、空気感は感じとっていたので、解散はありかなと」、相楽は「私も納得はしてて、あんまり話さないですし、目的も見失っちゃっているので、特にやる意味もないんじゃないかと思っています」、鈴木は「いいんじゃないですか」と素っ気ない。
そのなかで、画面上には「やめへんでーの流れ」「釣り」「もともとコント集団だよね」などのコメントが流れる。しかし、およそ10分間の映像のあと、ライブでの放送が始まり、こちらでも解散の理由が述べられるなかで、「フリ長いな」「マジなやつかよ」「ネタだと思っていたのだが」と、徐々に不安をあらわにするコメントが増えていった。そして、秋元が「最後なので明るくいきましょう。茶番でございまして、解散はしません!」とネタバラシ=釣り宣言をしたところで、画面は「知ってた」のコメントで溢れることに。忌憚のないツッコミあり、笑いや不安の共有あり、視聴者の連帯が番組の一部となってじわじわと楽しくなっていくのが、いかにもニコ生らしい。
その後は「どうしても笑いが堪えきれなかった」という会見映像のNGシーンが流れ、“本番”ではうまく不機嫌な演技を見せていた相楽が何度も吹き出す様子が、視聴者の笑いを誘った。続いて、若月佑美、生田絵梨花、齋藤飛鳥、井上小百合を交えて、軍団の今後についてファンからの提案を受けたトークが展開。だが、本気で今後について考えるというより、「ものもらいになってしまった」という若月の眼帯に話がそれるなど、ゆるゆるとした内容になった。
「リスペクトしている風にしなければいけない、というパッケージを取っ払って、好き放題なんでもやろう」という秋元の言葉に、渡辺が「改名しましょう」と提案。生田が「リスペクトまではいかない、ということだよね」と辛辣なツッコミを見せるなど盛り上がるが、結果として、「ニコ生には視聴者アンケートの機能がある」ということで、視聴者も交えて候補を決めることに。コメントを参考に選ばれた候補は、「真夏さんアラカルト軍団」「まなったん軍団」「割と真夏好き軍団」「ビジネス真夏軍団」「接待真夏」「真夏同好会」「真夏持ち上げ軍団」の7つだった。