ボビー・チャールズのドキュメンタリー映画、12月13日公開へ 予告編&メインビジュアルも
ボビー・チャールズのルーツをたどる映画『In a Good Place Now: The Life & Music of…
ボビー・チャールズは50年代において、R&Bの作曲でかなりの稼ぎ手だった。彼の聴き手を魅了する気取りのないニューオリンズ・サウンドは、ブギウギやファッツ・ドミノらの音楽において見事に表現されている。「ジェラウス・カインド」や「アイ・キャント・クイット・ユー」などが大ヒットとなったが、彼自身の歌声も曲にマッチしていてかなり美味だ。さらにウィットに富んだ作詞家としてもランディ・ニューマンやロビー・ロバートソンらに多大な影響を与えているし、72年に自身名義で発表した処女作『ボビー・チャールズ』も最高の出来である。R&Bにローカルな風味を加えたのがボビー・チャールズの最大かつ偉大な手柄/功績だとはいえ、それがなくても彼はすでに「3分ポップの達人」として名を上げていたのである。
ボビー・チャールズのルーツをたどる映画『In a Good Place Now: The Life & Music of…