『LOST10』登山者たちの共通点に“闇バイト”? 深まる“小駒”横浜流星&“直”小栗旬の信頼

ハルネ(斉藤由貴)を追って東京へとやってきた小駒(横浜流星)と直(小栗旬)。遭難事故で命を落としたハルネの夫・二階堂(金子昇)が東京で所有していたマンションの近くに設置された防犯カメラをチェックしていると、そこにいるはずのない人物の姿を目撃する。いままさに支樺岳で遭難しているはずの門伝(兵頭功海)が、確かに生きており、しかも東京にいたのである。11月6日に放送された『LOST10』(TBS系)は第4話。新たな登場人物も加わり、ここからミステリーが大きく動きだそうとしているようだ。

件のマンションへ直接赴き、二階堂の部屋のポストに奇妙な11桁の文字列を発見する直。「13@SC5D9471」。それがいったい何を示すものであるのかはまだ今回のエピソード内で明らかにされないが、小駒は北海道とは勝手がまるで違う東京の街のなかを駆け回り、門伝の足取りを探っていく。ちなみに門伝がカメラに映っていたのは8月4日の夜。田畠(飯豊まりえ)が飛び降りて命を絶ったのが遭難事故発生から4日以上が経過した7月31日の夜だったので、仮に捜索が始まる前に山を降りて東京へ渡っていたとすれば、門伝は10日近くもどこかに潜伏していたということになる。

小駒と直は、東京での滞在先として直の自宅を訪れる――厳密に言えば直の妻であるあかね(市川実日子)の自宅と言ったほうが正しいだろう。別居して2年近く、直によれば1年数カ月ぶりに顔を合わせたのだとか。そこで明らかになるのは直の過去だ。6歳だった娘を交通事故で亡くし、その責任を感じ続けていると。直が田畠の娘・乃々(木内天奏)のことを気にかけている理由はここにあるのだろう。そしてまた、目の前で大事な人を失い、自分自身は何もできなかったという点において、小駒の過去と密接にリンクしている。

そんななかエピソード中盤、あかねは小駒に、直のことを信用しているのかと訊ねる。小駒は「正直最初はなんつうテキトーなやつだと思っていた」と答え、あかねは自身の直に対する第一印象が「知識豊富で機転が効き、堂々としている信用できる人」だったと返す。しかしあかねは徐々に直を「テキトーな人」だと思うようになり、逆に小駒はこの数日間で直を信頼するようになっている。一人の人間に対する見方をとっても、それが出会って数日であろうが長い時間を共有していようが、決して一辺倒ではなく常に移り変わるもの。“疑い”の先に“真実”を見出そうとする本作において、この“誰が誰を(どのように)信じているのか”という点はとても重要になってくることだろう。

さて、小駒は聞き込みの甲斐あって門伝とコンタクトを取る(ここでも直の得意のハッタリが効果を発揮する)ことに成功する。門伝を待つあいだに直から聞かされるのは、田畠が山岳ガイドとフリードライバーの仕事以外にもう一つ、現金で報酬が支払われる“割りのいいバイト”をしていたということである。そこで小駒がつぶやく「闇バイト」というキーワードは、極めて接点の乏しい登山者たちをつなぐものとして数少ない“辻褄の合う”もの。
仮にそうだとすれば、ハルネが二階堂の保険金を手に入れるために闇バイトを募り、集められた登山客たちとツアーガイドの田畠によって二階堂が殺められたといった筋書きが妥当なところだろうか。ラストで小駒たちの前に、門伝同様“遭難しているはず”の宇江松(吉岡睦雄)と美咲(森田想)が姿を現す。彼らも生きていたとなると、今度は北海道で事情聴取を受けつづけている猿渡(中村アン)がただ巻き込まれただけなのか、はたまた彼女も同じように闇バイトに加担していたのかという、より具体性を帯びた疑念が生まれることになる。小駒の心情が激しく揺れ動くことになるのは必然だ。
■放送情報
金曜ドラマ『LOST10』
TBS系にて、毎週金曜22:00~22:54放送
出演:横浜流星、小栗旬、中村アン、飯豊まりえ、井口理、岩谷健司、松下洸平、市川実日子、野呂佳代、斉藤由貴
脚本:奥寺佐渡子
演出:塚原あゆ子
プロデュース:新井順子
編成:荒木沙耶
音楽:ガブリエル・ロベルト
主題歌:Maya「LOST」(Sony Music Labels Inc.)
製作:TBSスパークル、TBS
©︎TBSスパークル/TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/lost10/
公式X(旧Twitter):@lost10_tbs
公式Instagram:lost10_tbs
公式TikTok:@lost10_tbs






















