『GTO』不機嫌キャラは生見愛瑠の資質を引き出す 北里琉が年頃の女子の感情の揺れを体現

 北里琉は2025年7月期に放送された『僕たちはまだその星の校則を知らない』(カンテレ・フジテレビ系)で、教師に恋心を抱く生徒を演じていた。アンニュイな空気をまとう北里は、大人と子どもの狭間にいる年頃の女子の感情の揺れを、今作でも丁寧にすくい取っていた。

 生見愛瑠演じる柏原は、いわゆる不機嫌キャラである。不機嫌を隠さないが、なんだかんだ言いながら、本音ベースで自分自身と向き合おうとする柏原を見ているうちに、見ているこちらの本音も知らないうちに引き出されるような感覚があり、生見の持つ資質が発揮されていると感じた。

 教師をするということは、生徒の人生に関わることで、自身の時間を少なからず他人に捧げることになる。他人に干渉されたくない柏原はそれがわかっているから、教師を続けるかどうか迷っている。そんな柏原にとって、「あんたにしか教えられないことがたくさんある」と断言し、学校が好きで、生徒の成長を見られることを何よりも喜ぶ鬼塚との出会いは、人生を変える出会いといえるだろう。

 その鬼塚は、夏風邪を重い病気だと生徒たちに嘘をつく。しかし、本当に病気じゃないかと思わせる描写もあった。グレートティーチャーは永久に不滅であると信じていた勝手な思い込みを否定するかのように、予想外の結末を迎えることになるのか。最終話まで目が離せない。

■放送情報
『GTO』
カンテレ・フジテレビ系にて、7月20日(月)スタート 毎週月曜22:00~放送
出演:反町隆史、生見愛瑠、工藤阿須加、高橋メアリージュン、市川知宏、夙川アトム、近藤芳正、宇梶剛士、松嶋菜々子、稲垣来泉、及川桃利、大島美優、梶原叶渚、川口和空、北里琉、柴崎楓雅、難波碧空、西浦心乃助、堀口真帆、森本陸斗ほか
原作:藤沢とおる『GTO』(講談社『週刊少年マガジンKC』刊)
脚本:遊川和彦
監督:中島悟、松田健斗
音楽:福廣秀一朗
エグゼクティブプロデューサー:安藤和久
チーフプロデューサー:河西秀幸
プロデューサー:永富康太郎、伊藤茜
制作協力:メディアプルポ
制作著作:カンテレ
©︎カンテレ
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