福地桃子主演×中川龍太郎監督『恒星の向こう側』10月30日公開へ 予告編&ビジュアルも

 福地桃子が主演を務めた中川龍太郎監督最新作『恒星の向こう側』の公開日が10月30日に決定。あわせて予告編とメインビジュアルが公開された。

 本作は、母を嫌い続けた娘が、余命わずかの母親と寄り添い、自分自身とも向き合っていく物語。母の余命を知った娘は、残された日々を共に過ごそうとするものの、長年にわたり積み重なった親子の軋轢と直面することになる。母との溝が埋まらぬまま、夫との関係にも不安を抱える中、その体内では新たな命が育っていて……。

 中川監督が、『走れ、絶望に追いつかれない速さで』、『四月の永い夢』に続いて、喪失と再生をテーマに撮り上げた3部作の最終章となる本作。誰よりも深く逃れようのないもので結びついているがゆえに、どうしてもお互いを許せなかった母と娘は、死という現実を前にしてそれぞれと向き合っていく。

 主人公の未知を演じるのは、『あの娘は知らない』の福地。母の顔色をうかがいながら大人になり、自分が母親になることにも自信を持てない女性が、一人の人間としての母を知ることで自らの人生を肯定していく姿を体現した。

 その母親である可那子役として、中川監督たっての希望によって、『あん』『たしかにあった幻』などの監督として知られる河瀨直美が出演。2025年の第38回東京国際映画祭では、福地と河瀨がそろって最優秀女優賞を受賞する快挙を成し遂げた。

 未知の夫で過去に縋る登志蔵を演じるのは、『そこにきみはいて』でも福地と婚約者同士を演じ、河瀨監督の『たしかにあった幻』にも出演した寛一郎。また、可那子の過去の秘密の鍵を握る万理を朝倉あき、若き日の可那子を南沙良、未知が働く児童施設の職員役を久保史緒里と三浦貴大、現在の万理を中尾幸世がそれぞれ演じる。

 劇伴と主題歌「まばゆく」は、劇場アニメ『ルックバック』、映画『この夏の星を見る』、ドラマ『Tシャツが乾くまで』(TBS系)などの音楽を担当するピアニスト・作曲家のharuka nakamuraが手がけた。

 公開されたポスタービジュアルでは、福地と河瀨が相反する方向を向いた横顔を上下に配し、柔らかな逆光に包まれた表情は、母と娘、それぞれの孤独や葛藤、言葉にできなかった想いを静かに写し出している。

映画『恒星の向こう側』予告編

 あわせて公開された予告編は、母を嫌い続けた娘が、余命僅かとなった母の人生をたどることで自分自身と向き合っていく旅を、中川監督らしい静謐で詩的な映像で描き出している。haruka nakamura による音楽と主題歌「まばゆく」(歌:Meadow)が流れる予告編の最後のカットでは、母と娘と思われる2人が、やさしい夕暮れの光の中でおんぶした後ろ姿が映し出されている。

■公開情報
『恒星の向こう側』
10月30日(金)新宿武蔵野館、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
出演:福地桃子、河瀨直美、寛一郎、朝倉あき、南沙良、三浦貴大、久保史緒里、中尾幸世
監督・脚本・編集:中川龍太郎
音楽:haruka nakamura
制作プロダクション:Production I.G
配給:NAKACHIKA
2025年/日本/カラー/シネマスコープ/DCP/5.1ch/92分
©2025 映画「恒星の向こう側」製作委員会

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