横浜流星&広瀬すず、『汝、星のごとく』舞台の愛媛・今治に凱旋 「ご褒美のような時間」
10月9日に公開される映画『汝、星のごとく』でW主演を務める横浜流星と広瀬すずが、映画の舞台となる愛媛県・今治の大山祇神社にてヒット祈願を行い、今治市長を表敬訪問した。
本作は、第20回本屋大賞を受賞した、シリーズ累計発行部数170万部を超える凪良ゆうの同名小説が原作のラブストーリー。物語の舞台は、風光明媚な瀬戸内のとある島。京都から島に転校してきた男子高生・青埜櫂(横浜流星)と、島で生まれ母親と暮らす女子高生・井上暁海(広瀬すず)が出会い恋に落ちるも、それぞれの抱える運命に翻弄され、選択に迫られる15年間が描かれる。
『きのう何食べた?』(テレ東系)、『おかえりモネ』(NHK)の安達奈緒子が脚本を手がけ、『余命10年』『正体』の藤井道人が監督を務めた。
10月の公開に向けて、2日間にかけて行われた本キャンペーン。初日となる8月9日の夜、劇中で重要なシーンの舞台となった「おんまく花火大会」(今治港ふれあいマリン広場)に、横浜と広瀬が涼やかな浴衣姿でサプライズ登壇した。1万発もの花火が打ちあがる中、四国最大級の花火大会に、今年は約25万人もの観客が来場。20時開始となる花火大会に先立ち行われる点火式に2人が浴衣姿で手を振りながら姿を現すと、会場からは割れんばかりの拍手と歓声が巻き起こった。2025年12月の撮影時以来、久しぶりに今治を訪れた感想を聞かれた横浜は、「前回の撮影が冬だったので、8カ月ぶりですね。目の前に広がる海と風が気持ちよくて、暖かくて、都会の喧騒を忘れさせてくれます。今治の皆様が温かくて、帰ってきてホッとしていますし、またこうして戻ってこられることが嬉しいです」とコメント。一方の広瀬は、「『あ、今治だ』ってちょっとホッとするような、安心を覚えるような感覚がありました。今日は撮影ではなく、思い切りおんまく花火大会を楽しめるというのが、とてもご褒美のような時間です!」と満面の笑顔で語った。
撮影時の印象的な思い出として、横浜が「夏は暑くて、冬は寒くて、大変でした。自分の汗が止まらなくて、汗が止まるまで皆さんを待たせてしまうこともありました」と過酷な現場であったことを振り返ると、広瀬も「お互い本当に今までにないくらい汗をかいて……! 全員が一生懸命に撮影に臨んでました。すごくストイックな現場で過酷だったんですけど、今となってはちょっと愛おしいです」と当時を懐かしみつつ、並々ならぬ熱意をもってキャストとスタッフが撮影に臨んだことを覗かせる一幕も。
本作の見どころについて聞かれると、「櫂と暁海の二人の愛の物語であることはもちろん、今治の魅力もしっかりと伝えられる映画になっていると思います。原作を読んだときから映画化したいと思い、たくさんの方の協力があって形となりました。20代最後の作品として皆様に届けられること幸せに思っております。観て損することはありません! 10月9日、ぜひ劇場に足をお運びくださると嬉しいです」と横浜が答え、広瀬も「登場人物たちがみんな、人を想い続けていて優しいんですよね。色々な愛の形が描かれていて、それぞれのキャラクターに魅了され、一生懸命に生きる姿に勇気をもらいました。今治の皆さんに恩返しできるよう、現地の方々の温かさに触れながら、みんなで一生懸命作った映画ですので、ぜひ劇場に足を運んでいただけたら嬉しいなと思っています」と力強くアピールした。
横浜と広瀬の掛け声とともにカウントダウンが行われ、“ゼロ”の合図で2人が点火スイッチを押すと、本作をイメージした特別なコラボ花火「第1部 幾千の星たち」が夜空に打ち上がった。RADWIMPSによる主題歌「夕星-ゆうづつ-」とともに横浜が演じた櫂、広瀬が演じた暁海をイメージした青と黄色の花火や、黄色と青が織り交ざり櫂と暁海の距離感を想わせるような花火に対し、横浜は「凄かったです!! 櫂として見てるのか、それとも横浜流星として見てるのかすごい不思議な気持ちになりました。櫂と暁海、青と黄色でイメージされた花火が、まさに作品に寄り添った少し切ないものを感じられました。作品に寄り添った花火が見ることできて、幸せでした」とコメント。広瀬も「凄かったですね!! 迫力が!! こんな最高な景色から花火を打ち上げていただいて、当時感じたあの感情だったり、今治の皆さんとの繋がれたような感覚でした。最初黄色だったのに最後は先端だけ青に変わっていく花火とか...特に切ない気持ちになって……。映画の気持ちを蘇らせてくれるような、とても魂のある花火を感じられて、素敵な時間を過ごさせていただきました」と語った。
2日目となる8月10日には、監督を務めたた藤井も合流。瀬戸内海・大三島に鎮座し、“日本総鎮守”(日本のすべての氏神様)と呼ばれ、今治のパワースポットである「大山祇神社」を訪問した。天然記念物に指定された樹齢約2600年の神木・大楠がそびえる荘厳な空気の中、3人は本殿内に並び、映画の大ヒットを願いご祈祷を実施。同神社を訪れ、祈願を行った感想について、横浜は「20代最後の作品に凪良先生が生み出した大切な作品を皆様の協力があって形に残せたこと感謝しております。この作品が皆様にとっての一番星のような作品になれることを願っております」とコメント。広瀬は「今治でしか撮れない映画を皆さんお届けできると思ってます。映画が一人でも多くの方に見ていただけるように願っています」と語った、そして藤井監督は「こうして公開まで残り2カ月という時期までこれたのは、チームの皆のおかげだと思っております」と感謝の気持ちを述べ、本作への強い想いと覚悟を覗かせた。
その後、本編撮影において協力した今治市へ感謝を伝えるべく、同じく今治を訪れていた原作者の凪良も急遽加わり、4名揃って今治市長の徳永繁樹を表敬訪問。最初に作品を代表して、藤井監督から「本当に美しい景色で。差し入れでジュースをくださったり、夏の撮影では熱さ対策で様々なことにご協力していただきました。皆様のお力があってこそ、この撮影が走り切れたと思っておりますし、街のみなさんと映画を作り上げた感覚で素晴らしい体験をさせていただきました、ありがとうございました」と挨拶と御礼。続いて横浜が、「『汝、星のごとく』とコラボをしていただいた花火を間近で観させていただき、本当にすごかったですし、今治の方々の熱量も肌で感じることができました。ありがとうございました」と語ると、広瀬も続いて「今回の撮影で初めてお邪魔させていただきましたが、非常に肌なじみがよく落ち着く空間でした。雄大な海と夕日に赤く染まった空など、時間の経過を感じながらの演技が非常に贅沢で、今治でしかできなかった映画だと思いました」と大きな感謝の気持ちを伝えた。
市長から映画を鑑賞しての感想を尋ねられた原作者の凪良は「試写を観させていただいた際、用意していた小さなティッシュだけでは足りなくて、箱ティッシュをもらうほど泣いてしまって……。本当に素晴らしい作品が完成したと思いました」と美しい今治の景色と魅力的な登場人物の実写化に感涙されたエピソードを披露。徳永市長も「櫂と暁海、そして藤井監督、凪良先生、おかえりなさい。皆様を歓迎いたします。昨日(8月9日日)のおんまく花火大会では、サプライズで市民の皆様の前に出演していただき、生の声を届けてくださいました。おんまく花火大会がより盛り上がったと思います。改めて感謝申し上げます」と感謝を述べ、和やかな雰囲気の中で歓談が行われた。
全てのイベントを終え、ゆかりの地である今治の熱を直接受け取った横浜は、「この二日間だけでも様々な景色を見せてくださる今治に、撮影中も演技を引き出されました。直接皆様の熱量を肌で感じ、これから公開までの2カ月の間もたくさんの方々にこの作品を届けれるよう頑張りたいと思います」とコメント。広瀬は「今治という街が自分に馴染んでいたんだなと実感できるような2日間でした。撮影を終えた後にも、こうして皆さんと来られて光栄です」と語り、藤井監督は「二人の演技はもちろんのこと、今治の景色と皆さんの温かみがあったからこそ素晴らしい映画になったと思います。是非、観て頂きたいです」とメッセージを寄せた。
■公開情報
『汝、星のごとく』
10月9日(金)全国公開
出演:横浜流星、広瀬すず、松村北斗、中村アン、濱田岳、尾野真千子、木村佳乃、石田ゆり子、長谷川博己
原作:凪良ゆう『汝、星のごとく』(講談社文庫)
監督:藤井道人
脚本:安達奈緒子
音楽:大間々昂
主題歌:RADWIMPS「夕星-ゆうづつ-」
制作プロダクション:TOHOスタジオ、ドラゴンフライ
配給:東宝
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