堺雅人主演映画『南極料理人』4Kリマスターで17年ぶりリバイバル公開 KV&予告編も

 2009年に公開された映画『南極料理人』の4Kリマスター版が、11月13日より全国公開されることが決定。あわせて4Kキービジュアルと予告編が公開された。

 南極観測隊の料理人として赴任したひとりの男と、その料理を楽しみに生きる隊員たちの悲喜こもごもを描いた本作。監督・脚本を務めたのは、本作が商業映画デビュー作となった沖田修一。その後、『横道世之介』『キツツキと雨』『さかなのこ』などを手がけ、9月には自身が完全オリジナル脚本を担った最新作『さとこはいつも』の公開も控えている。

 作品を彩る料理の数々を手がけたのは、『かもめ食堂』などで知られるフードスタイリストの飯島奈美と榑谷孝子。映画音楽はユニコーンのABEDONが担当し、主題歌にはユニコーンの「サラウンド」が起用された。

 南極観測隊の料理人・西村を演じたのは堺雅人。料理を通して仲間たちの心をつなぐ料理人・西村の温かな人柄を体現した。彼とともに行動する観測隊員たちには、生瀬勝久、きたろう、高良健吾、古舘寛治、黒田大輔、小浜正寛、豊原功補らが集結した。

 今回の4Kリマスターは、東京テアトル創立80周年を記念したファン投票企画「あなたが選ぶテアトル映画」において、本作が第1位を獲得したことを機に企画された。なお、第2位は『この世界の片隅に』第3位は『花束みたいな恋をした』となっている。その他の人気上位作『さかなのこ』『日日是好日』『ぼくのお日さま』『片思い世界』『そこのみにて光輝く』『ちょっと思い出しただけ』『あのこは貴族』を含めた10作品は、「あなたが選ぶテアトル映画」特集上映として、2026年11月13日にテアトル新宿・テアトル梅田にて上映される。

 今回のリバイバル上映では、映像を4K高画質化し、音響も5.1chへとアップグレード。劇中に登場する数々の料理や南極の風景を、これまで以上の臨場感で楽しむことができる。

映画『南極料理人』4Kリマスター特報
映画『南極料理人』4Kリマスター予告編

 公開された特報映像と予告編では、堺らメインキャストが笑顔で食事を楽しむ様子が、当時の臨場感のまま描かれている。

 あわせて公開された4Kキービジュアルは、「おいしいごはん、かえってきます。」というコピーが添えられた、公開当時の復刻ビジュアルとなっている。

 17年ぶりとなる劇場公開を迎えるにあたり、キャストと監督からコメントも到着した。

コメント

堺雅人(西村役)

先日、とある仕事で立川にある国立極地研究所を訪れました。『南極料理人』の撮影前、勉強にうかがったのは板橋の古い建物でした。施設の立派さに17年の歳月を感じました。南極での越冬経験もある先生から、「ドームふじ基地では、到着した最初の夕食のとき『南極料理人』をみんなで鑑賞するのが慣わしになってるんです」と聞かされ、とても光栄に思いました。そのあと、お台場の「大南極展」にも足をはこびました。僕の南極熱は最高潮に達しております。今年は南極観測70周年なんだそうですね。映画『南極料理人』も、愛してくださる皆さんのおかげで、 こうして再会の機会をいただきました。みなさんに感謝しながら、記念の年を祝いたいと思っています。

生瀬勝久(本さん役)

基本的に男ばかりの俳優陣で、とても居心地が良かった事を覚えています。沖田監督からも、「学生時代から、生瀬さんの舞台も、ドラマも拝見していたのでこうやって一緒にお仕事出来るのが夢のようです」と、おだてられたのを覚えています。あれ以降出演依頼がありません……。やはり、私の芝居が監督の理想に届いていなかったのでしょうか? あれから、私も精進しているので、きっとお力になれると思っております。是非ともキャスティングして下さい。この映画は、何度観ても飽きません。私の髪を切ってくれている美容師さんは、12回観たと言ってます。皆さんも何度も観てください。

きたろう(タイチョー役)

17年前の作品と聞いて驚いている。ビートルズは何度もリマスターされて色あせない。 南極料理人もビートルズと一緒か? まあ、比較の対象が間違っているが色あせていないということだろう。 作品完成後、身近な人の反応が面白かった。「楽しかった」という人と「う~ん」という人に分かれた。反応を分析してみると、心にストレスをためてる人は反応がにぶく、心穏やかに生きてる人は「最高だ!」と評価してくれていた。この作品はまさに心のリトマス試験紙だ。撮影現場は南極という厳しい環境に拘わらず、優雅で穏やかな時間が流れていたことを思い出す。

高良健吾(兄やん役)

南極料理人の現場で僕は1番年下でした。先輩達にとにかく優しくしていただいた記憶があります。現場での先輩達の会話が面白くて、ふざけていて、最初から最後までただただ楽しかった現場です。僕はみんなに甘えて、心から美味しいと思える料理を食べて、本気で美味しい~と言っていただけです。南極料理人をまたスクリーンで観ていただける事が嬉しいです。男達のむさ苦しい共同生活。唯一の楽しみは食事。舞台は南極。映画館に涼みに来て下さい。

豊原功補(ドクター役)

おにぎりがおいしかった。味噌汁は熱くて唇が腫れたけれどおいしかった。毎度のごはんも撮影もひたすら楽しく、実のところほとんど遊んでいた記憶しか残っていないのだけど、あれから17年を経た今にして4K上映+ファン投票1位とのこと。この映画らしくのんびりとした幸せがディレイなサラウンドで漂ってくる感覚にしばし時が浸りました。南極料理人を好きでいてくれるみなさまに心から感謝します。またスクリーンでお会いしましょう。

沖田修一(監督・脚本)

このたびはファン投票1位、そして4Kリマスターでの上映おめでとうございます。と言われましたが、17年も経っているので、なんだか嘘みたいで、昔のアルバムを引っ張り出したような、気恥ずかしささえ感じます。撮影中は無我夢中で、飯の味さえ覚えていません。みんなに助けられながらの撮影でした。おかげで長生きする映画になりました、一人で観てもいいですが、みんなで観たほうが楽しい映画なので、もう一度、劇場の大きなスクリーンで、笑ったり泣いたりしながら、ポップコーンとか食べながら、みんなで集まってわいわい観てもらえたら、最高です。 

■公開情報
『南極料理人4Kリマスター』
11月13 日(金)全国公開
出演:堺雅人、生瀬勝久、きたろう、高良健吾、豊原功補、西田尚美、古舘寛治、黒田大輔、小浜正寛、小野花梨、早織、宇梶剛士、嶋田久作
監督・脚本:沖田修一
原作:西村淳『面白南極料理人』『面白南極料理人笑う食卓』(ともに新潮文庫刊)
音楽:ABEDON
主題歌:ユニコーン「サラウンド」(キューンレコード)
製作:「南極料理人」製作委員会
企画・プロダクション:パレード
配給:東京テアトル
2009/日本/4K DCP/125分/アメリカンヴィスタ/カラー/5.1ch
©2009「南極料理人」製作委員会
公式サイト:https://www.theatres.co.jp/service/distribution/nankyoku-ryori
公式note:https://note.com/nankyoku_ryori
公式X(旧:Twitter):https://x.com/nankyoku_ryori
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