佐野史郎、『時すでにおスシ!?』でリベンジを誓う 「今度こそはご迷惑をおかけできない」

 永作博美主演の火曜ドラマ『時すでにおスシ!?』(TBS系)より、佐野史郎のインタビューコメントが公開された。

 本作は、永作演じる子育てを卒業した待山みなとが、50歳で久しぶりに訪れた“自分の時間”に戸惑いながらも、第二の人生を歩み始める、笑いあり! ロマンスあり! おスシあり! の完全オリジナルの人生応援ドラマだ。みなとが第二の人生として飛び込んだ“鮨アカデミー”の堅物講師・大江戸海弥を松山ケンイチが演じる。 『マイダイアリー』(ABCテレビ・テレビ朝日系)の兵藤るりが脚本を手がけ、『ライオンの隠れ家』(TBS系)の坪井敏雄、『この恋あたためますか』(TBS系)の岡本伸吾、『不適切にもほどがある!』(TBS系)の金子文紀が監督を務める。

 佐野が演じるのは、みなと(永作博美)が通う鮨アカデミーの生徒の一人・立石船男。仕事をリタイアした後、趣味として鮨を習いにやってきたダンディで多才な紳士という役柄だ。本作への出演について佐野は、「素直にうれしかったです」と喜びを語り、過去に大病で途中降板した経験に触れつつ、「今度こそはご迷惑をおかけできないという強い思いがあり、自分の中ではリベンジというか、少しでもお役に立てればという思いでした」と本作にかける覚悟を明かした。

 立石というダンディな役柄については、「正直、最初に台本を読んだ時、立石は“詐欺師”かと思いました(笑)」と明かし、「ただの好々爺でダンディな男が、孫や家族のために鮨を学んでいるだけではないだろうな、という感覚はどこかにあります」と語った。

 撮影現場の雰囲気については、「鮨アカデミーに集まった4人が、だんだん家族になっていくドラマなんだなと思っています」とコメント。また、松山ケンイチについては「本当に真面目で努力家で、真っすぐな方だなとあらためて感じました。青森・むつの風土が体に染み付いているような、頭で考えすぎないリアリティがあって」と絶賛した。

 視聴者に向けては、「とにかくお鮨が食べたくなるドラマだと思います」とアピールし、「TBSらしい王道の作品で、人が生きていく中で避けて通れない問題や、その解決の糸口を描いていると思います。この作品がそのヒントになればうれしいです」とメッセージを送った。

佐野史郎(立石船男役)コメント

本作の出演を聞いての感想

素直にうれしかったです。『リコカツ』(2021年)では、90年代に助監督だった植田博樹プロデューサーや、本作のプロデューサーでもある鈴木早苗さんがトップに立って、ドラマを作られていて。昔ながらの撮影方法で、もう一度ドラマを撮ろうとしていたことに、僕も当時の仲間として共感して、何か貢献できたらと思っていたのですが、大病を患ってしまい、途中降板という形でご迷惑をおかけしてしまいました。
今回、あらためて早苗さんはじめ皆さんにお声がけいただけたことが何よりもうれしかったですし、今度こそはご迷惑をおかけできないという強い思いがあり、自分の中ではリベンジというか、少しでもお役に立てればという思いでした。
ただ、それ以上に責任の重さも感じていました。それはこの火曜よる10時『時すでにおスシ!?』という作品だけでなく、子どもの頃から慣れ親しみ、大好きなドラマをたくさん見てきたTBSの一視聴者だからこそ、そこに関わる俳優としてなおさら。
特に90年代はずっとお世話になっていましたし、言ってしまえば、実家に帰ってきたような、通い慣れたTBS緑山スタジオでした。息子役から夫役、そしておじいちゃん役へと、自分が重ねてきた時間を、今度は後輩たちにバトンタッチしていけたら――そんな役割なんだなと思って臨みました。

脚本を読んでの印象

TBS作品の王道をやろうとしているんだな、という印象を受けました。実際に第1話を見ても、その思いはより強く感じましたね。
時代の流行に左右されない、きちっとしたドラマ作りの原点に立ち返っているといいますか。学園ものであり、ホームドラマであり、ラブストーリーでもある。そういった要素が全て入った、いわばTBSドラマの原点のような作品。“本当に大事なものは何なのか”をもう一度見つめ直しながら、そこから未来を切り開こうとしている。そんな意志を感じました。

立石を演じる上で意識していること

ト書きに「ダンディ」と書いてあり、そういったセリフがちりばめられているので、最初は一体何者なんだろうと思いました(笑)。
ただ、“ダンディなことをやろう”とするといかにもそれらしくうそっぽくなってしまうので、そこは意識しすぎないようにしています。与えられた状況や役柄の中で、できるだけ自然体でいられたらいいなと。その結果として、どこかダンディに見えたり、意識の高い人に感じてもらえたらいいなと思っています。

役作りにおける制作陣との対話について

僕の中では、「ダンディ」という言葉から、どうしてもバブル期のトレンディードラマがよぎるんです。なので、「これは自分の役じゃないんじゃないか」と思ったりもして。
正直、最初に台本を読んだ時、立石は“詐欺師”かと思いました(笑)。「こんな人いるのかな」というくらいできすぎていて。好々爺で家族思いで……何か企んで鮨アカデミーに潜り込んでいるんじゃないかと。
でもスタッフの皆さんに相談したら、立石は本当にそういう人物なんだと言われましたし、鮨アカデミーに入って学ぼうとしているのも事実だと分かって。それでも、ただの好々爺でダンディな男が、孫や家族のために鮨を学んでいるだけではないだろうな、という感覚はどこかにあります。

鮨の所作指導について

もちろん、何もかも難しいです。普段はそんなに料理をするほうでもないので、生徒役としてはそれでいいのかなとも思いますけれども、今年に入ってから練習していますが、特に握りが大変です。
一番練習したのはアジの三枚おろしで、やり方は何とか覚えました。家でも練習しているのですが、イカが本当に難しくて、何度やってもできないんですよ(笑)。
このドラマを見たら、きっとお鮨が食べたくなると思うんですよ。そこから技術だけでなく、いろんなことに興味が広がる作品だと思います。

撮影現場の様子について

みなとと渚(中沢元紀)の待山親子の物語でもあり、それぞれの家族の物語でもあるんですが、鮨アカデミーに集まった4人が、だんだん家族になっていくドラマなんだなと思っています。
撮影が進むにつれて、その関係性もどんどん深まっていって。僕は最初から“おじいちゃん”の立ち位置なので、一歩引いて全体を見ているような感覚なんですが、大江戸先生は先生なのですが親を超えた息子のようであり、みなとさんは娘のような存在ですね。
永作さんとは、29年前に共演した時は、まだ世代感覚もそれほど離れている印象ではなかったんですが、今は長女という感じで。柿木胡桃さん(ファーストサマーウイカ)が次女でおてんば、森蒼斗くん(山時聡真)は孫みたいでかわいい(笑)。回を追うごとに本当に家族になってきているなと感じますし、控室でも自然とそういう空気ができてきています。ホームドラマとしての魅力も強い作品だと思います。
それから、松山さんの存在はやはり大きいですね。20年ぶりくらいの共演になりますが、本当に真面目で努力家で、真っすぐな方だなとあらためて感じました。青森・むつの風土が体に染み付いているような、頭で考えすぎないリアリティがあって。
職人の手元って普通は吹き替えだったりするんですが、今回は違うんですよね。実際にご指導してくださっている「銀座おのでら」の大将も太鼓判を押すくらい。短期間であそこまで体に入れていく力は本当にすごいですし、体で覚えていくその感じが素晴らしいなと思います。

仲を深めた山時聡真について

ずっと一緒にいましたからね。本当に孫みたいでかわいいです。ご本人はちょっと笑い上戸で、本番でもつい笑ってしまったりするような、そういう天然なところがあって(笑)。おじいちゃんとしては、かわいくてしょうがないですね。

視聴者へのメッセージ

とにかくお鮨が食べたくなるドラマだと思います。TBSらしい王道の作品で、人が生きていく中で避けて通れない問題や、その解決の糸口を描いていると思います。それはドラマの中でも現実でも変わらないものだと思うので、この作品がそのヒントになればうれしいです。ぜひ最後まで楽しんでいただけたらと思います。

■放送情報
火曜ドラマ『時すでにおスシ!?』
TBS系にて、毎週火曜22:00~22:57放送
出演:永作博美、松山ケンイチ、ファーストサマーウイカ、中沢元紀、山時聡真、杏花、平井まさあき(男性ブランコ)、後藤淳平(ジャルジャル)、猫背椿、関根勤、有働由美子、佐野史郎
監督:坪井敏雄、岡本伸吾、金子文紀
脚本:兵藤るり
編成プロデュース:松本友香
プロデュース:益田千愛、鈴木早苗
主題歌:Creepy Nuts「Fright」(Sony Music Labels Inc.)
音楽:青木沙也果
製作著作:TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/tokisushi_tbs/
公式X(旧Twitter):@tokisushi_tbs
公式Instagram:tokisushi_tbs
公式TikTok:@tokisushi_tbs

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