山崎貴監督、米ラスベガスで『ゴジラ-0.0』を語る 「日本をさらなる深い絶望が襲います」

 映画『ゴジラ-0.0』の山崎貴監督が現地時間4月14日にアメリカ・ラスベガスで開催された「CinemaCon 2026」のメインステージに登壇。本作が『ゴジラ-1.0』の先の世界を描くこと、そして敷島家の大きな運命を描く作品であることを発表した。

 『ゴジラ-0.0』は、山崎貴が監督・脚本・VFXを手がける新作ゴジラ映画。前作『ゴジラ-1.0』はゴジラ70周年記念作品にして日本製作の実写版ゴジラ30作目として公開され、興行収入76.5億円を突破。アジア初となる第96回アカデミー賞視覚効果賞をはじめ、国内外の映画賞で50以上の最優秀賞を受賞した。本作は11月3日に日本公開、北米では11月6日に公開される。

 CinemaConは、映画興行・配給など映画産業のあらゆる分野の世界中の関係者に向け、ハリウッドの大手スタジオが注目作品を紹介する世界最大級の映画コンベンション。過去にはトム・クルーズが『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』のために登壇し、ジェームズ・キャメロン監督の『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』の映像が初公開されるなど、大作映画の最新情報が発信される場となっている。邦画実写作品がメインステージで紹介されるのは異例のことだという。 

 山崎監督は登壇にあたり、まず前作の成功について映画業界関係者への感謝を述べた。続けてパンデミックで起こった映画業界の転換期に触れ、映画館に観客を戻したいという意思をもって『ゴジラ-1.0』の制作に臨んでいたことを明かした。さらにゴジラについて「ゴジラは、1954年に日本の映画館で産声を上げて、『劇場で観るための映画』として、70年間、力強く記憶に刻まれてきました。スクリーンで見上げる巨大なスケール、座席を震わせる咆哮。ゴジラは、映画館で体験してこそ、真のゴジラとなります」と語った。

 物語の詳細については、2つの大きな情報が明かされた。1つ目は本作が『ゴジラ-1.0』の先の世界を描くということ。2つ目は敷島家の大きな運命を描く作品であるということだ。神木隆之介が演じる敷島浩一と、浜辺美波が演じる典子の敷島家が再登場する。山崎監督は「前作で、ゴジラ襲来によって『マイナス』にまで突き落とされた戦後の日本。人々は這い上がり、未来へ向けて歩み出そうとしました。本作では、その日本を、そして敷島家を、さらなる深い絶望が襲います」と物語への思いを語っている。

 また、本作が邦画として初めて「Filmed For IMAX」基準を満たして制作されたことも発表された。「Filmed For IMAX」は、映画製作者がIMAXのテクノロジーを最大限に活用し、没入感のある映画体験を届けるためのプログラム。これまで『トップガン マーヴェリック』や『DUNE/デューン 砂の惑星』といったハリウッド大作が認定を受けてきた。本作はIMAX独自の拡張アスペクト比で、日本全国のIMAXシアターにて上映される予定だ。

 スピーチの最後には、世界初公開となるファーストティザー映像が上映された。映像終盤に自由の女神とゴジラが登場すると、会場からは大歓声とどよめきが起こったという。登壇を終えた山崎監督は「ステージに出て行ったときに皆さんが盛り上がって、温かく迎えてくれて嬉しかったですし、ファーストティザー映像を見ていただいた時のリアクションがとてもアツく、世界でも期待されているということを実感できたので、来てよかったと思いました」と語った。

 あわせて公開されたゴジラの最新ビジュアルには、本作に登場するゴジラの姿が切り取られている。「Filmed For IMAX」制作によるフル画角で捉えられた1カットとなっている。

■公開情報
『ゴジラ-0.0』
11月3日(火・祝)全国公開、11月6日(金)北米公開
出演:神木隆之介、浜辺美波
監督・脚本・VFX:山崎貴
製作:東宝
制作プロダクション:TOHOスタジオ、ROBOT
VFX:白組
© 2026 TOHO
公式サイト:https://godzilla-minuszero.toho-movie.jp/
公式X(旧Twitter):https://x.com/g_minus_zero

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