坂東彌十郎、『風、薫る』清水卯三郎のイメージは「『不思議の国のアリス』のうさぎ」
NHK連続テレビ小説『風、薫る』に出演している坂東彌十郎のコメントが公開された。
坂東が演じる清水卯三郎は、日本橋で舶来品などを手広く扱う「瑞穂屋」を営む人物。主人公の一ノ瀬りん(見上愛)と大家直美(上坂樹里)の2人と深く関わりを持つようになるキーパーソンだ。
坂東は清水卯三郎という役柄について、「1867年のパリ万国博覧会にも商人として参加していて、早くから英語や外国の文化にも興味を持った人。時代の変化にも好奇心旺盛に飛び込んでいった人間なのではないでしょうか」と分析。役作りにおいては、イメージが固まらないように実在の人物をあえて深掘りせず、演出陣が作ろうとする卯三郎像に寄り添うことを意識したという。
最初に演出陣と打ち合わせをした際には、「『不思議の国のアリス』のうさぎのイメージ」と伝えられたといい、「りんとの出会いのシーンでは、りんが食べたことのないチョコレートをあげたりマジックを披露したりして、まさに迷っているりんを新たな世界に誘う不思議で楽しい人物なのだと感じました」と明かした。また、りんとの出会いについては、「時代が変わっていくことや新しいことにワクワクする卯三郎は、座っているりんを見て、なんとなく人とは違う悩みを抱えていることに気づき声をかけ、彼女の話にとても興味を持ったので自分のお店へ誘ったのだと思います」と語っている。
卯三郎が営む「瑞穂屋」のセットについては、「まず狭い(笑)。僕は体が大きいので最初は歩くのに一苦労でしたが最近コツがわかってきました」と裏話を披露。狭い空間に大量の凝った商品が並んでおり、「外国の方や若い人たちが集う不思議な国への入り口のようなお店」になっているという。「卯三郎はビジネスマンという側面を持ちつつ、おもしろがりながら社会が変わっていく手助けをしていく人だと思うので、物語が進みりんや直美が看護師の道へと進む中で、この先どのように関わっていくのかもとても楽しみにしています」と今後の展開への期待を語った。
坂東彌十郎(清水卯三郎役)コメント
清水卯三郎という人物は1867年のパリ万国博覧会にも商人として参加していて、早くから英語や外国の文化にも興味を持った人。時代の変化にも好奇心旺盛に飛び込んでいった人間なのではないでしょうか。
このドラマの中でどういう役割を担うのかを考えたとき、イメージが固まらないように実在の方のことはあえて深掘りはせず、演出の方たちがこの作品で作ろうとしている卯三郎の像に少しでも寄り添いたいと思いました。
最初に演出の方々と打ち合わせをしたときに言われたのが「『不思議の国のアリス』のうさぎのイメージです」だったんです。それにはとても驚いたのですが、りんとの出会いのシーンでは、りんが食べたことのないチョコレートをあげたりマジックを披露したりして、まさに迷っているりんを新たな世界に誘う不思議で楽しい人物なのだと感じました。
時代が変わっていくことや新しいことにワクワクする卯三郎は、座っているりんを見て、なんとなく人とは違う悩みを抱えていることに気づき声をかけ、彼女の話にとても興味を持ったので自分のお店へ誘ったのだと思います。
「瑞穂屋」のセットはおもしろいですよ。まず狭い(笑)。僕は体が大きいので最初は歩くのに一苦労でしたが最近コツがわかってきました。
その狭い空間に大量の商品が並んでいて、置いてあるものはひとつひとつ凝っている。
あの時代に外国から入ってきたものを日本人に紹介するという一面と、日本の古いものを外国の人に紹介する一面が混ざっているお店なので、見ているだけで楽しいです。
なんにでも興味のある卯三郎はどんどん買い集めてしまうのでしょうね。
お店の前にはうさぎの置物もありますし、僕の衣装もハットをかぶりステッキを持ち蝶ネクタイ。
外国の方や若い人たちが集う不思議な国への入り口のようなお店です。
卯三郎はビジネスマンという側面を持ちつつ、おもしろがりながら社会が変わっていく手助けをしていく人だと思うので、物語が進みりんや直美が看護師の道へと進む中で、この先どのように関わっていくのかもとても楽しみにしています。
■放送情報
2026年度前期 連続テレビ小説『風、薫る』
NHK総合にて、毎週月曜から土曜8:00~8:15放送 ※土曜は一週間を振り返り ※NHK ONEで同時・見逃し配信あり
NHK BS・BSプレミアム4Kにて、毎週月曜から金曜7:30~7:45放送
出演:見上愛、上坂樹里ほか
脚本:吉澤智子
原案:田中ひかる『明治のナイチンゲール 大関和物語』
音楽:野見祐二
主題歌:Mrs. GREEN APPLE「風と町」
語り:研ナオコ
制作統括:松園武大、宮本えり子
プロデューサー:葛西勇也、松田恭典
演出:佐々木善春、橋本万葉、新田真三、松本仁志ほか
写真提供=NHK