ゲーム映像と実写が混ざり現実の境界が崩れていく 『イート・ザ・ナイト』本予告公開

 5月23日よりシアター・イメージフォーラムほかで全国公開されるフランス映画『イート・ザ・ナイト』の本予告が公開された。

 第77回カンヌ国際映画祭監督週間に選出された本作は、フランスの若き作家デュオ、キャロリーヌ・ポギとジョナタン・ビネルによる長編作品。オンラインゲームの終焉を背景に、若者たちの愛と暴力、喪失と欲望を描き出す。物語の舞台のひとつであるオンラインRPG「ダークヌーン」。そのサービス終了をきっかけに、若者たちの孤独と愛、暴力、喪失、そして欲望が静かに崩れ始める。

 主人公は、ドラッグディーラーとして生計を立てるパブロと、10代の妹アポリーヌ。二人はオンラインRPG「ダークヌーン」に没頭し、壊れることのない絆を築いてきた。しかしある日、ゲームのサービス終了が告げられる。そんな中、パブロは謎めいた青年ナイトと出会い、激しく惹かれていく。妹を残し、危険な恋と裏社会の抗争へと踏み込むパブロ。ゲームの終焉とともに、現実の暴力も加速していく。

映画『イート・ザ・ナイト』本予告

 公開された本予告では、ゲームの終焉を告げるカウントダウン、パブロとナイトのクィアなロマンス、兄妹の関係の亀裂、そして加速していく暴力と破滅が描かれる。本作のために制作されたゲーム映像と実写が交錯し、現実と仮想の境界が崩れていくさまがスリリングに映し出されている。

 ポギは本作のタイトルに込めた思いについて、「夜は暗いが、その濃さを噛みしめ、かすかな光、興奮、感覚、何か新しいもの——希望を探したい。暗い考えさえも食べてしまうように」と語っている。

■公開情報
『イート・ザ・ナイト』
5月23日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次上映予定
監督:キャロリーヌ・ポギ&ジョナタン・ビネル
脚本:キャロリーヌ・ポギ、ジョナタン・ビネル、ギヨーム・ブレオー
プロデューサー:トマ・ヴェルヘーグ、マチュー・ヴェルヘーグ、ジュリエット・シュラメック アソシエイト・プロデューサー:トリスタン・ヴァスロ
プロダクション・マネージャー:ディエゴ・ウルゴイティ=モワノ
撮影監督:ラファエル・ヴァンデンブッシュ
録音:リュカ・ドメジャン
編集:ヴァンサン・トリコン
提供:JAIHO
配給:グッチーズ・フリースクール
フランス/2024年/107分
©ATELIER DE PRODUCTION - AGAT FILMS & CIE - ARTE France CinNa

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