『再会』任意同行者は“直人”渡辺大知 北香那の『替え玉ブラヴォー!』とは異なる表情も

 ついに任意同行者が出た『再会~Silent Truth~』(テレビ朝日系)第4話。

 金輸送車強盗事件で殉職した巡査長・清原和雄(弓削智久)の拳銃を埋めたタイムカプセルを開けるも、中身は空っぽだった。目撃情報もあり、清原圭介(瀬戸康史)がタイムカプセルを掘り起こしたことを認めるも、その時既に拳銃は消えていたと言う。岩本万季子(井上真央)が拳銃を掘り起こしていたのか。あるいは射殺されたスーパーの店長・佐久間秀之(小柳友)が拳銃を持っていた可能性は考えられないだろうか。秀之の万季子に対する口ぶりが金銭を求めるだけでなく、もっとねっとりとした響きを孕んでいたのが非常に気になる。身の危険を感じるようなまとわりつくようなあの話し方にはゾッとするものがあった。

 それにしても、万季子の紅一点ぶりが凄まじい。幼なじみの男子3人共に万季子のことが好きだった過去があり、秀之からもそれが健全な形ではなくとも、何かしらの好意を寄せられていたことがありそうだ。

 圭介は“息子の中学受験が終わったら”という大義名分のようなものを掲げて、実は1年前に琴乃(井上小百合)と再婚していることも、もうすぐ子どもが生まれることも万季子には伏せている。飛奈淳一(竹内涼真)は正樹(三浦綺羅)がキャッチボールをやりたがっていると万季子に誘われれば彼女・今井博美(北香那)を伴って駆けつける。圭介が再婚したのを聞いた後で、自分の気持ちが溢れ出す危険性を察知したのだろうか。ストッパーのように彼女をあえて連れて行く淳一と、その気持ちをどこか勘づいていそうな博美の関係性もまた切ない。

 博美もいまひとつ本心の見えないミステリアスさの滲む人物だが、演じる北は今クール『替え玉ブラヴォー!』(NHK総合)では全く異なるキャラクターの主人公役を好演中だ。こちらではなんだか不器用で様々な問題に体当たりしていく正反対な役どころを担っている。朝ドラ『ばけばけ』(NHK総合)では、なんとも奔放で何にも囚われていないようでいて真っ直ぐな憎めない江藤リヨ役を熱演していたのも印象的だった。博美が「恋愛の延長に結婚が見えない」と断言するのはなぜなのか、気になるところだ。

 さて、刑事の南良理香子(江口のりこ)が任意同行を求めたのは佐久間直人(渡辺大知)だった。確かに異母兄弟の兄とは全くタイプが異なり、兄のことで苦労していたことも明かされた。

 淳一のことを「これだけは絶対に一番取りたいってことはそいつが全部とった」と振り返る圭介だが、2人からもまた万季子からも完全に別枠と見なされ、ライバル関係にある2人とは全く対等には見られてこなかっただろう直人が、万季子のピンチを察して一肌脱いだという可能性もありそうだ。

 そして、南良刑事に後輩の永井道哉(上川周作)が「バディの飛奈さんには話した方が……」と言いかけていたが、23年前の事件についてかなり詳細を把握している彼女は、仕事以上に何らかこの事件との関わりがありそうに思える。

 また、23年前の事件の詳細を把握しているはずの署長・小杉房則(段田安則)が、今回の佐久間射殺事件の関係者について、23年前の事件との関連性をすぐには指摘しなかったのも気になるところだ。

再会~Silent Truth~

23年前、拳銃を埋める秘密を共有した淳一と同級生たち。刑事となった淳一は故郷で、その拳銃が凶器の殺人事件を捜査。容疑者は初恋の相手でもある仲間の一人。淳一は過去の秘密と対峙する。

■放送情報
『再会~Silent Truth~』
テレビ朝日系にて、毎週火曜21:00~21:54放送
出演:竹内涼真、井上真央、瀬戸康史、渡辺大知、北香那、段田安則、江口のりこ
脚本:橋部敦子
原作:横関大 『再会』(講談社文庫)
監督:深川栄洋、山本大輔
エグゼクティブプロデューサー:内山聖子(テレビ朝日)
プロデューサー:峰島あゆみ(テレビ朝日)、中込卓也(テレビ朝日)、山田勇人(ザ・ワークス)、多湖亮太(ザ・ワークス)、大垣 一穂(ザ・ワークス)、角田正子(ザ・ワークス)
音楽:得田真裕
主題歌:優里「世界が終わりました」(BEAT SEEKER MUSIC)
制作協力:ザ・ワークス
制作著作:テレビ朝日
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