蓮佛美沙子、夏目透羽、芋生悠、夙川アトム、橋本淳、『ばけばけ』熊本編新キャスト発表

 NHK連続テレビ小説『ばけばけ』の新キャストとして、蓮佛美沙子、夏目透羽、芋生悠、夙川アトム、橋本淳の出演が発表された。

 朝ドラ第113作目となる本作は、松江の没落士族の娘・小泉セツをモデルにした物語。外国人の夫、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と共に、「怪談」を愛し、急速に西洋化が進む明治の日本の中で埋もれてきた名も無き人々の心の物語に光をあて、代弁者として語り紡いだ夫婦の姿が描かれる。主人公・松野トキを連続テレビ小説初出演となる髙石あかり、トキの夫レフカダ・ヘブン役をトミー・バストウが演じる。

 2月16日からの第20週より、物語の舞台は松江から熊本へ。今回出演が発表された5名は、トキ(髙石あかり)とヘブン(トミー・バストウ)が熊本で出会う人々を演じる。

 蓮佛が演じるのは、ヘブンの同僚英語教師・ロバートの妻・ラン。外国人の日本人妻としてトキの手本となり、よき友人となっていく役どころだ。蓮佛は「『ばけばけ』の世界に存在できたこと、『べっぴんさん』や『バニラな毎日』でお世話になった大好きなスタッフさんたちとまた作品創りができたこと、ご褒美のような時間だったなと思います」と喜びを語った。

 熊本でのトキたちの暮らしを支える松野家の女中・クマ役には、夏目が抜擢された。夏目は「お芝居の中で『おクマ』と呼ばれるたび、女中として、撮影現場で『おクマちゃん』と呼ばれるたび、夏目透羽として、身が引き締まる思いになると同時に嬉しさが込み上げてきます」とコメント。制作統括の橋爪國臣は「フレッシュで物おじせず、等身大の年頃の娘を見事に演じきっています」と太鼓判を押した。

 芋生は、ある田舎の村で言い伝えに詳しい女性・吉野イセを演じる。「どうやら呪われているらしい」という一風変わった役柄について、芋生は「脚本のシンプルな会話を追っているうちに、言葉の間に残るものがあって、その感覚を抱えたまま熊本編の撮影に入っていった気がします」と撮影を振り返った。

 どこから見ても怪しそうな熊本の商売人・荒金九州男を演じるのは夙川。トキの父・司之介(岡部たかし)と関わることになる謎の多い人物だ。夙川は「『ばけばけ』の世界に少し顔を出す、何も残さない通りすがりの男ですが、司之介とどのように関わるのか、楽しくご覧いただけたら幸いです」とメッセージを寄せた。

 橋本は、ヘブンの同僚で合理主義者の英語教師・作山を演じる。『ちりとてちん』以来18年ぶりのNHK大阪制作の朝ドラ出演となる橋本は、「私が演じた作山先生は、エリート気質で合理的かつ少しドライな一面もありますが、不器用ながらも熱心で、繊細な心を持つ青年です」と役柄を説明した。

コメント

蓮佛美沙子(ラン役)

何気ないシーンでもふと涙腺を刺激されるほど、一視聴者として物語に没入していたタイミングでオファーをいただき、最初はファンの現場見学のような気持ちで大阪に向かっていました。
『ばけばけ』の世界に存在できたこと、『べっぴんさん』や『バニラな毎日』でお世話になった大好きなスタッフさんたちとまた作品創りができたこと、ご褒美のような時間だったなと思います。
誰かを想うことや、誰かと一緒に生きていくこと。その美しさや難しさが凝縮された熊本編、楽しんでもらえますように。

夏目透羽(クマ役)

クマは、毎朝一家全員分のパンを焼くのですが、時々うっかり気を抜いて、焦がしてしまうことも。女中としての使命を果たすため、ひたむきに励んではいるものの、ちょっとどんくさい、そんな可愛げのあるキャラクターです。お芝居の中で「おクマ」と呼ばれるたび、女中として、撮影現場で「おクマちゃん」と呼ばれるたび、夏目透羽として、身が引き締まる思いになると同時に嬉しさが込み上げてきます。
切に願った、『ばけばけ』への出演、精一杯演じます。

芋生悠(吉野イセ役)

吉野イセ役を演じます、芋生悠です。「ばけばけ」で、初めて朝ドラの現場に立ちました。
脚本のシンプルな会話を追っているうちに、言葉の間に残るものがあって、その感覚を抱えたまま熊本編の撮影に入っていった気がします。
現場では、構えずにいられる時間が続いていました。イセという存在が、物語の中で少しだけ違う呼吸をしていたらと思います。画面を通して、その気配がそっと届いていたら嬉しいです。

夙川アトム(荒金九州男役)

大阪放送局制作の朝ドラに4度目の参加となりました。お話をいただく度に嬉しくてたまりません。
今回演じる荒金九州男(アラガネクスオ?すごい名前です笑)は、トキの父・司之介と関わることになります。素性がよくわからない男で、どんな仕事をしていて、話すことのどこまでが本当なのか、謎の多い人物です。「ばけばけ」の世界に少し顔を出す、何も残さない通りすがりの男ですが、司之介とどのように関わるのか、楽しくご覧いただけたら幸いです。

橋本淳(作山役)

『ちりとてちん』以来、18年ぶりとなるNHK大阪での収録は懐かしく、そして、その作品が『ばけばけ』であることに、この上ない幸せを感じています。
昨年は“べらぼうな浮世絵師”を演じていたかと思えば、今回は熊本で英語教師。どうか節操がないなどとは思われませぬよう。
私が演じた作山先生は、エリート気質で合理的かつ少しドライな一面もありますが、不器用ながらも熱心で、繊細な心を持つ青年です。どうかあたたかな眼差しで見守っていただけましたら幸いです。

橋爪國臣(制作統括)

物語は、松江から熊本へ。熊本でも、魅力あふれる方々に出演いただけることになりました。
ランは、トキと同じく外国人と結婚している女性です。トキが初めて出会う「同じ境遇の女 性」であり、良き理解者となります。蓮佛さんは明治の凛(りん)とした女性でありながら、大きな包容力のあるお芝居でトキを受け入れてくれました。心の奥に抱える思いと、表に出す思いのすれ違いを絶妙に描き出してくれています。
新たに雇った女中・クマの夏目透羽さんは、改めてオーディションを行い決定しました。フ レッシュで物おじせず、等身大の年頃の娘を見事に演じきっています。
イセは、とても難しい役だと思います。「呪われているらしい」という、ちょっと変わった女 性ですが、決して現実離れしない人物として表現してくれています。数々の映画ですばらし いお芝居を拝見してきましたが、その実力をいかんなく発揮していただけました。熊本出身 ということで、このタイミングで出ていただくことができて、とてもありがたいです。
荒金は、見た目通りの強烈なキャラクターです。夙川さんは本当に、この役にぴったりハマっていたと思います。何を書いてもネタバレになるので、ぜひ本編をお楽しみください。
ヘブンの同僚教師・作山は橋本淳さんにお願いしました。熊本へ移り、錦織がいない中でヘブンと一緒に働きます。でも、錦織と違って「普通の教師」。そんな「普通」を、しっかりと 「普通」として表現してくれています。時折かいま見える人間味もすてきです。
熊本に引っ越した松野家が、新たなキャストとともに、さらにドラマを盛り上げていきま す。熊本編もどうぞご覧ください。

■放送情報
2025年度後期 NHK連続テレビ小説『ばけばけ』
NHK総合にて、毎週月曜から金曜8:00~8:15放送/毎週月曜~金曜12:45~13:00再放送
NHK BSプレミアムにて、毎週月曜から金曜7:30~7:45放送/毎週土曜8:15~9:30再放送
NHK BS4Kにて、毎週月曜から金曜7:30~7:45放送/毎週土曜10:15~11:30再放送
出演:髙石あかり、トミー・バストウ、吉沢亮、岡部たかし、池脇千鶴、小日向文世、寛一郎、円井わん、さとうほなみ、佐野史郎、北川景子、シャーロット・ケイト・フォックス
作:ふじきみつ彦
音楽:牛尾憲輔
主題歌:ハンバート ハンバート「笑ったり転んだり」
制作統括:橋爪國臣
プロデューサー:田島彰洋、鈴木航、田中陽児、川野秀昭
演出:村橋直樹、泉並敬眞、松岡一史
写真提供=NHK

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