INI 許豊凡、俳優としての強みは“共感力” 『ヤンドク!』で掴んだ手応えと課題

「長台詞は自分との戦い」 

ーー現在撮影中の本作で、特に注目してほしいポイントはありますか?

許:実はまだ僕自身も最後まで脚本を読めてなくて。最初は湖音波さんひとりが、病院に一石を投じる存在なのかなと思っていたんです。でも中盤に入ってくると、意外といろんなキャラクターの視点が見えてきて。病院に疑問を抱く湖音波さんの気持ちも、どちらも理解できるようになってきました。そうやって見ていくと、医療現場って本当に大変で、なかなか理想通りに動けない場面が多いんだなと感じるようになって。簡単に理想論では語れない世界なんだなと、改めて思いました。だからこそ、この作品を通して、厳しい医療現場の現状を、ファンの方や視聴者の方にも少しでも理解していただけたら嬉しいなと思っています。

ーー2025年には『僕達はまだその星の校則を知らない』にも出演され、俳優として活動の幅が広がった1年だったと思います。俳優としての手応えはどのように感じていますか?

許:そうですね……いざ「アクション」がかかった瞬間に、急に自分らしくできなくなったり、思うようにいかなくなったりすることはあります。本番になると、どうしても少し緊張してしまって、急に口が回らなくなったりすることもまだあって。


ーー緊張しやすいタイプなのでしょうか?

許:しやすいと思います。今回のクランクインの日も、結構緊張していました。特に長台詞のシーンでは、言っている途中からだんだん自分との戦いみたいになってきて、「最後までちゃんと言い切れるかな」と考えてしまって。そういう心の構え方は、まだまだ難しいなと感じています。先ほど、別の収録で鷹山役の大谷亮平さんとお話しする機会があったのですが、「あまり考えすぎないのが大切」という話を聞いて。どうなってもいいや、くらいの構え方のほうが、一番自然なお芝居につながるんだなと感じました。構えすぎると、逆に固まってしまうこともあるので、すごく勉強になるお話でした。

ーー俳優業における、ご自身の強みはどこだと思いますか?

許:INIとしての活動をベースにしながら、コメンテーターのお仕事もさせていただいていることもあって、普段から社会のことについて考えたり、勉強したりする機会は比較的多いほうだと思います。自分のお芝居を通して、直接「社会のためになることができているか」と言われると、正直それは簡単なことではないと思いますが、そうありたいという意志はすごく強くあります。コメンテーターのお仕事をしていると、さまざまな業界の方のお話を聞く機会があって、「この仕事はいま、こういう部分が大変なんだ」とか、そうした背景を事前に知ることができる。その経験を通して、物事に対してより共感しやすくなったり、想像力が広がったりする部分はあると感じています。それがそのまま“強み”と言えるかは分からないですが、そうした経験が、お芝居にも少なからず役立っている感覚はあって。そこは、自分ならではの強みなのかなと思っています。

ヤンドク!

バリバリのヤンキー娘が猛勉強の末に、脳神経外科医となり、病気に苦しむ患者に寄り添いながら旧態依然とした医療現場をパワフルに改革していく。

■放送情報
『ヤンドク!』
フジテレビ系にて、1月12日(月・祝)スタート 毎週月曜21:00~21:54放送
※初回30分拡大(21:00~22:24放送)
出演:橋本環奈、向井理、宮世琉弥、音尾琢真、馬場徹、薄幸(納言)、許豊凡(INI)、内田理央、大谷亮平、大塚寧々、吉田鋼太郎ほか
脚本:根本ノンジ
プロデュース:髙木由佳、貸川聡子(共同テレビ)
演出:佐藤祐市、淵上正人、菊川誠、朝比奈陽子
音楽:近谷直之
制作協力:共同テレビ
制作著作:フジテレビ
©︎フジテレビ
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