『ルックバック』初の本編映像となる超特報公開 是枝裕和監督のコメント動画も
2026年に公開される映画『ルックバック』の超特報映像と監督・脚本・編集を務めた是枝裕和のコメント動画が公開された。
2021年に『少年ジャンプ+』で公開された、ひたむきに漫画家を目指す2人の少女を描く藤本タツキの漫画『ルックバック』。公開されると当時に、著名なクリエイター陣をはじめとした数多くの漫画ファンの間で話題を呼び、「このマンガがすごい!2022」オトコ編第1位を獲得。2024年には劇場アニメ化され、興行収入20.4億円の大ヒットを記録した。海外でも33の国と地域で上映された。そんな『ルックバック』が、2018年に『万引き家族』でカンヌ国際映画祭最高賞パルムドールに輝いた是枝監督により実写映画化。すでに韓国、台湾での上映も決定している。
そして12月21日に行われた「ジャンプフェスタ 2026」の会場で、初公開の本編映像を含む30秒の超特報映像と、是枝監督のコメント動画が公開された。
超特報は、漫画を描く手元と音からスタート。音楽にのせ、藤野の背中、どてら姿の京本の背中、漫画を描く2人などが、移り変わる季節とともに描かれ、原作の名場面が思い起こされるシーンも垣間見える。本作は是枝監督の希望で、全編フィルムでの撮影を敢行。映画では初タッグとなるカメラマン・上野千蔵とともに、美しい四季とあわせて藤野と京本の姿を丁寧にフィルムに焼き付けていった。
音楽は『大豆田とわ子と三人の元夫』(フジテレビ系)や『怪獣8号』などの音楽や米津玄師、宇多田ヒカルらの楽曲を手がける坂東祐大が担当。坂東と是枝監督が映画でタッグを組むのは今回が初となる。坂東は「藤本タツキ先生の唯一無二のストーリーのもと、素晴らしい演技、四季折々の美しいにかほの風景、そしてその時間を丁寧なまなざしで捉え刻み込まれた格調高いフィルム映像。音楽でもこの世界を丁寧に紡げていけたらと思います」とコメントを寄せている。
あわせて公開された是枝監督のコメント動画は7月の撮影時に、秋田県にかほ市で収録されたもので、原作漫画『ルックバック』への思いなどが語られている。
コメント
坂東祐大(音楽)
大学院生の頃、早稲田松竹で『歩いても 歩いても』と『海街 diary』の二本立てを観た日、是枝監督がふらりと劇場に現れ、上映前に挨拶をされたことがありました。
いつか是枝組に参加してみたい――そう思うようになって、10年以上が経ちます。
そして今回、初めて是枝組の映画に参加させていただくことになりました。
藤本タツキ先生の唯一無二のストーリーのもと、素晴らしい演技、四季折々の美しいにかほの風景、そしてその時間を丁寧なまなざしで捉え刻み込まれた格調高いフィルム映像。音楽でもこの世界を丁寧に紡げていけたらと思います。
ご期待ください。
■公開情報
『ルックバック』
2026年公開
原作:藤本タツキ『ルックバック』(集英社ジャンプコミックス刊)
監督・脚本・編集:是枝裕和
音楽:坂東祐大
撮影:上野千蔵
企画・プロデューサー:小出大樹
後援:秋田県にかほ市
配給:K2 Pictures
©藤本タツキ/集英社 ©2026 K2Pictures・集英社
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