「自分なりに解釈して演じることが多かった」

——勝負事が苦手な部分はめぐると似ているとおっしゃっていましたが、逆にめぐるとご自身の性格で異なる部分はありますか？

當真：めぐるちゃんはすごく計画的で、効率良く動くタイプですが、私は逆で段取りを決めて動くのが得意ではなく......。その点は自分と違うなと感じながら演じていました。でも、演じているうちに、勝負事が苦手で将来のことを計画的に考えているめぐるちゃんがかるたに熱中していく心情と、私自身が稽古を通してかるたが上達して面白く感じるようになっていく気持ちが重なっていって。めぐるちゃんがかるたに没頭していくのと、私自身がかるたにハマっていくのをリンクさせながら演じられたのはよかったと思います。

——當真さんがデビューしてからこれまでを振り返って、『ちはやふる－めぐり－』の撮影中に成長を感じる部分はありましたか？

當真：今回、重要なシーンの前に梅園高校のかるた部メンバーの俳優さんたちと「このシーン、どうしようか？」と話し合うことが多くて。これまでは監督からの演出を受けて、自分なりに解釈して演じることが多かったので、あまりない経験でした。今回は自発的に「こういうお芝居はどうですか？」と監督に提案する場面がとても増えて、成長できたところじゃないかと思っています。

——最後に、本作をどんな方に観てほしいか、メッセージをお願いします。

當真：まずは、映画『ちはやふる』を観てくださったり、原作漫画を読んでくださっていた方にぜひ観てほしいです。かなちゃんと呼ばれていたキャラクター（大江奏）が、大江先生と呼ばれているだけで、10年の月日を感じてもらえて、あの頃を懐かしく感じてもらえるんじゃないかと思います。私も現場で、かなちゃんを大江先生と呼んでいることに、ちょっと不思議な気持ちになっていました。そして、いま青春真っ只中にいる学生の皆さんにも観てほしいです。一つのことに情熱を注ぐのは、すごく大変なことでありながらとても楽しいことでもある。大江先生が、「その経験が、いつか自分を支えてくれる大切な宝物になる」という言葉をかけてくれるんですが、まさにその通りで。何かに熱中して取り組むことの尊さが伝わる作品なので、ぜひいろいろな方に観ていただきたいです。

當真あみインタビューカット（7枚）

■放送情報
『ちはやふる－めぐり－』
日本テレビ系にて、7月9日（水）スタート 毎週水曜22:00〜放送
出演：當真あみ、原菜乃華、齋藤潤、藤原大祐、山時聡真、大西利空、嵐莉菜、坂元愛登、高村佳偉人、橘優輝、石川雷蔵、瀬戸琴楓、髙橋佑大朗、藤枝喜輝、大友一生、漆山拓実、上白石萌音、内田有紀、要潤、榎本司、富田靖子、高橋努、波岡一喜、髙嶋政宏
ショーランナー：小泉徳宏
監督：藤田直哉、本田大介、松本千晶、吉田和弘
脚本：モノガタリラボ（小坂志宝、本田大介、松本千晶）、金子鈴幸
プロデューサー：榊原真由子、巣立恭平、中村薫、平田光一
企画・プロデューサー：北島直明
チーフプロデューサー：松本京子
音楽：横山克
主題歌：Perfume「巡ループ」（UNIVERSAL MUSIC LLC）
制作協力：ROBOT、ウインズモーメント
©日本テレビ
公式サイト：https://www.ntv.co.jp/chihayafuru-meguri/
公式X（旧Twitter）：https://x.com/chihaya_koshiki

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＜応募締切＞
7月23日（水）