『イグナイト』畑中翔太&駒奈穂子プロデューサーが語る撮影秘話 間宮祥太朗への感謝も

 間宮祥太朗が主演を務めるTBS金曜ドラマ『イグナイト -法の無法者-』のプロデューサーを務めた畑中翔太と駒奈穂子が、最終話の見どころについて語った。

 本作は、BABEL LABELがTBSと初タッグを組むダークリーガル・エンターテインメントドラマ。「Ignite」=火を付ける。その言葉のように、原告になりそうなターゲットの心に火をつけ、訴訟を起こさせる。父親を事故で亡くしたことをきっかけに弁護士を志した間宮演じる主人公の宇崎凌が飛び込んだのは、“争いの火種”があるところへと潜り込み、人々に訴訟を焚きつけ、あらゆる手段を使って原告を勝訴へと導く界隈では“無法者”として知られている怪しげな法律事務所だった。まるで弁護士バッジをつけた“法の当たり屋”ともいえる彼らの目的は金か、正義か。

 主演の間宮のほか、上白石萌歌、三山凌輝、りょう、及川光博、仲村トオルらがキャストに名を連ねている。

 プロデューサーの畑中と駒は、主演を務めた間宮について、「スタッフ、キャスト全員の空気を作ってくださったことに対しての感謝と、尊敬が一番大きいです」(駒)、「本当に“タフネス&クール”な人」(畑中)と絶賛。

 最終話の見どころについては、「単純には終わらない展開とストーリーが待っています。視聴者の皆さんには、まるで法廷の傍聴席にいるかのような気持ちで見届けてもらえたらと思います」(畑中)、「皆が宇崎に“イグナイト”されて、一丸となって戦う姿が本当に熱い終わり方になったと思います」(駒)とメッセージを寄せた。

畑中翔太×駒奈穂子(プロデューサー)コメント

全ての撮影を終えて

畑中:長かったです……(笑)。1月末にクランクインして、いきなり第1話のバスが横転するシーンから始まったんです。最初からこんなにダイナミックで緊張感のあるシーンでスタートして、その後もずっと続く濃密な日々。実質5カ月弱でしたが、すごく思い出深いです。

主人公・宇崎役の間宮祥太朗について

駒:間宮さんは、誰よりも負担が大きかったと思います。セリフはもちろん、ほぼ毎話アクションがあって、しかも宇崎というキャラクターが背負っている過去の重さもある。とにかく“カロリーの高い”役どころですが、初めから最後まで熱量が一切落ちることなく、疲れた顔すら見せなかったんです。しかも「宇崎だったらどうするのか」をいつも真剣に考えて、演出チームと議論を重ねながら取り組んでいました。それを最後までやり通してくださって。スタッフ、キャスト全員の空気を作ってくださったことに対しての感謝と、尊敬が一番大きいです。

畑中:あらためて思ったのは、間宮さんは本当に“タフネス&クール”な人だなということ。宇崎という役は、肉体を使うアクションから、頭脳を使う法廷シーンまで、振れ幅がとても大きい役だったと思います。(轟謙二郎役の)仲村トオルさんも「間宮くんの温度が落ちない」と絶賛していました。(演出)の原(廣利)監督の撮り方が、毎カット1シーンを最初から最後までフルで撮っていくスタイルだったので、常に熱量を維持するのは本当に大変だったと思います。でもそんな大変な役だったにも関わらず、愚痴や弱音も言わずに、毎日黙々と演技に臨んでいく姿が印象的でした。「行こうぜ!」と声に出して引っ張るタイプではなく、自分が黙ってやり切ることで撮影現場に影響を与えていく。そんな背中で見せるタイプの座長でした。

最終話に向けての見どころ

畑中:いわば“最終決戦”です。轟が事務所を設立し、浅見が警察内部を調査し、宇崎をピース法律事務所に迎え入れて……と、5年かけて進めてきた計画が全てつながる。ずっと拾い集めてきたピースが、ここでついにそろいます。この無法者たちが“イグナイト”し、それぞれの感情と覚悟を持って戦いに挑む。それでも、単純には終わらない展開とストーリーが待っています。視聴者の皆さんには、まるで法廷の傍聴席にいるかのような気持ちで見届けてもらえたらと思います。

駒:本作の法律監修を担当した弁護士の福島(健史)先生が、インタビューで「裁判とは最終的に人間の感情がぶつかり合う場だ」とおっしゃっていたんですけど、それはこの作品にもすごく通じると感じました。最終話で宇崎たちが戦う相手は強敵ですが、最終的には法廷という“感情のぶつかり合いの場”に持ち込んで、宇崎という“感情の塊”のようなキャラクターがどうぶつかっていくか、そこが核心だと思います。皆が宇崎に“イグナイト”されて、一丸となって戦う姿が本当に熱い終わり方になったと思います。視聴者の皆さんも、ムカつくとか、理不尽、許せないといった日頃抱えている気持ちを一緒に持って、熱い気持ちで最終回を見届けてもらえたらうれしいです。

金曜ドラマ『イグナイト -法の無法者-』

BABEL LABELがTBSと初タッグを組むダークリーガル・エンターテインメントドラマ。“争いの火種”があるところへと潜り込み、人々に訴訟を焚きつけ、あらゆる手段を使って原告を勝訴へと導く「ピース法律事務所」の弁護士たちの姿を描く。

■放送情報
金曜ドラマ『イグナイト -法の無法者-』
TBS系にて、毎週金曜22:00~22:54放送
出演:間宮祥太朗、上白石萌歌、三山凌輝、りょう、及川光博、仲村トオル
企画・プロデュース・脚本:畑中翔太
脚本:山田能龍、山口健人
法律監修:福島健史
音楽:森優太
主題歌:B'z「恐るるなかれ灰は灰に」(VERMILLION RECORDS)
プロデューサー:山田久人、瀬崎秀人、駒奈穂子
編成:松本友香、杉田彩佳
監督:原廣利、山口健人、吉田亮
製作:BABEL LABEL、TBS
ⒸTBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/ignite_tbs/
公式X(旧Twitter)@ignite_tbs
公式Instagram:ignite_tbs
公式TikTok:@ignite_tbs

関連記事