ムロツヨシと佐藤二朗が幕末志士に 『新解釈』シリーズは福田雄一の新たな看板となるか
福田雄一監督の新作映画『新解釈・幕末伝』が12月19日に公開されることが決定し、ムロツヨシと佐藤二朗がW主演を務めることが発表された。
ムロツヨシ×佐藤二朗、『新解釈・幕末伝』で初のW主演 “福田雄一節炸裂”の特報映像も
福田雄一が監督を務め、ムロツヨシと佐藤二朗がW主演を務める映画『新解釈・幕末伝』が、12月19日に公開されることが決定した。 …本作は、今からおよそ150年前、日本の歴史が大きく動いた幕末の時代を舞台にした“幕末コメディ”。福田監督にとっては、劇場公開映画20本目の記念作品となる。ムロと佐藤は、のちに幕末のヒーローと呼ばれる男・坂本龍馬と西郷隆盛をそれぞれ演じる。
『銀魂』シリーズや『アンダーニンジャ』など、漫画作品の映像化を多く手がける福田作品の主演や出演者は、最近でいえば山﨑賢人や浜辺美波、橋本環奈など若手俳優であることが多い。その中でもムロと佐藤は映画だけでも19作品に出演している福田作品の“常連俳優”である。どうしてこの2人はこれほどまでに福田監督から厚い信頼を寄せられるのか。それは、2人が“福田作品らしさ”をよく理解しているからではないだろうか。
永野芽郁、橋本環奈、浜辺美波ら、福田組でコメディ性を開花させる“申し子たち”
福田雄一監督作品の勢いが止まらない。5月に連続ドラマ『スーパーサラリーマン左江内氏』の特別総集編が放送され、映画公開を控える『今…たとえば、高畑充希と山﨑がW主演を務めた映画『ヲタクに恋は難しい』は、アニメや漫画をこよなく愛する隠れ腐女子の桃瀬成海(高畑充希)と、彼女の幼なじみで廃人レベルのゲームヲタク・二藤宏嵩(山﨑賢人)が「ヲタク同士で付き合えば快適なのでは?」と交際をスタートすることから始まるラブコメディ。映画では原作とは異なり、ミュージカルシーンとギャグがふんだんに盛り込まれ、賑やかな作品になっている。その中でムロは何かあればすぐに歌い出すバーのマスターを、佐藤は空気を読まない受け答えをする成海と宏嵩の不思議な上司・石山を演じ、映画オリジナルの“福田作品らしさ”の根幹を支えている。つまり、この2人がスクリーンに登場するだけで、作品の“ギャグ度”と“クセ強”感が一気に高まり、映画の親しみやすさが増すのだ。